あの頃、私は

あの頃、私は子供だった。それは今も同じであり、きっと「あの頃、私は」と振り返る未来の自分に見下され、憐れに思われ続ける。親友曰く「それは可哀想」過去を反芻し精神的幼稚さを噛み締めること程、子供時代に延長線を引き続ける行為は無いそうだ。だから「いつか、私は」と言えるようになりたい。

あの頃、私は

あの頃、私は

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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