最期の日

驟雪

機械はあるところで固まって動かなくなった。人のケアをする機械だった。翁は悲しんだ。機械をそっと撫でると、とても冷たかった。翁はもう一人だった。地球でたった一人だった。心の拠り所が機械だ。それが今日、ついに役に立たなくなった。翁はその機械を抱きしめたまま、ゆっくり心臓を停止させた。

最期の日

最期の日

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
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