20180801

「おまえなんか嫌いだ」と言った。「好きよ」と返ってきた。「死ね」と言った。「できないわ、あなたと結婚するまで」と返ってきた。「一緒にいてほしくない」と言った。すると、彼女は泣き出した。そこで気付く。彼女は泣き顔を晒して呟いた。「愛してる……」と。繊細な彼女の図太い愛。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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