ひだりての作文
小学校のときに、ある先生がいて
その先生はわたしに左手で作文を書けと言った
左手は右手よりも
何倍も時間がかかる。
けれども
そこに綴られるのは
ずっと思いの詰まった 真実の言葉だという。
結局
何年も何年も
ときが過ぎてしまって
左手の作文は提出する事はできなかった。
10年後の今 作文を書くとしたら
先生に
精一杯、左手の汚い字で
「ありがとう」とだけ、書きたい。
思い出をくれた先生へ。
ひだりての作文
小学校のときに、ある先生がいて
その先生はわたしに左手で作文を書けと言った
左手は右手よりも
何倍も時間がかかる。
けれども
そこに綴られるのは
ずっと思いの詰まった 真実の言葉だという。
結局
何年も何年も
ときが過ぎてしまって
左手の作文は提出する事はできなかった。
10年後の今 作文を書くとしたら
先生に
精一杯、左手の汚い字で
「ありがとう」とだけ、書きたい。
思い出をくれた先生へ。
ひだりての作文