尾の響き 桐原 水刃 ある日を境に突然に、そしてだんだんと色濃く輝いていく。幸福は透明だ。過去も、現在も、未来もつらぬく一条の光があることを知った。それは君の名前の響きが尾を曳く心地よさに似ていて、ふいに新たな信仰を確信させられる。 尾の響き