風船の詩

四十万 三月

今夜こそどこかへ行ってしまうつもりだった。君も僕も知らないところへ飛んでいってしまおうと思った。でも、君が紐を握っていたから、地面に足をつけたまま朝を迎えてしまった。そういえばまたねと言われたような気がする。できない約束はしないことにしているから、君の手を握りかえすことはまだ出来ない。

風船の詩

風船の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-05-23

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