恍惚の詩

渡逢 遥

傷口を舐る虚構、に魘される少女の

唇が紡ぐおとぎ話の

沫雪のような生きかたと

冷めることのない微熱にとけて

とけきる頃に少女の夢は

しずかに現実とかさなりあう

桔梗が咲き乱れる寝台で

骨になるまで雪に抱かれて

恍惚の詩

恍惚の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-05-21

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