あふれる
不安に駆られるたびにわたしは
閉めわすれの蛇口のような
無防備な振る舞いをしてしまう
わたしにとっての無防備は
完全防備と変わらないから
正しい嘘のつきかたなんて
とうの昔にわすれてしまった
方角を気にせずに歩いていたら
方角に気にされてしまう気がした
傷つくことができるひとにしか
傷つけられたひとを愛せないとおもう
孤独を武器にするのではなく
孤独がおしえてくれたことを護りたい
最期まで人間臭くいさせてほしい
たとえ蛇口が壊れたとしても
あふれる
不安に駆られるたびにわたしは
閉めわすれの蛇口のような
無防備な振る舞いをしてしまう
わたしにとっての無防備は
完全防備と変わらないから
正しい嘘のつきかたなんて
とうの昔にわすれてしまった
方角を気にせずに歩いていたら
方角に気にされてしまう気がした
傷つくことができるひとにしか
傷つけられたひとを愛せないとおもう
孤独を武器にするのではなく
孤独がおしえてくれたことを護りたい
最期まで人間臭くいさせてほしい
たとえ蛇口が壊れたとしても
あふれる