ウイルス-鎖国-

このウイルスは、『国難』じゃなくて、人類がこれからどう生きて行くのか?という問題を、突きつけられているのでは。
と、私は、書いた。
おかしなもので、
そんな時、各国の政治家は、其々、自国第一主義という立場をとっている。
アメリカも世界のリーダーシップをとろうとは、考えなくて。
選挙で勝つためだったり。
ロシアも、国内のウイルス対策をなんとかしないと、自分の地位ひいては、自分の命の問題に結び付く不安を抱えて、生き残るのに必死であったり。
中国は、政治体制を守ることだったり、
日本は、そういう各国の顔色を伺いながら、後手ごての少し遅れた政策を打ち出して、

昭和の終戦後、世界は、観光を含め世界を人々が、安全に行き来して、現在の経済発展をしてきた訳で、
世界遺産なんて、観光客が来なかったら、いったい、その維持費だけでどんだけのありがたみがあるのか?
国内の団体旅行を増やしていく?
昭和の社員旅行みたいな?有り得ないだろ。社員の誰も参加しない。
ローマの休日?安心して行ける?
それが安心して行き来出来るようになるまで、何年かかり、それまで、どれだけのホテル、飛行機、会社が存続できる?
おかしなもので、
そういう時にかぎって、各国の指導者は、其々に立場が危うい問題を抱えている。
まるでそれが偶然ではないような。
ヨーロッパでも、イギリスの離脱直後の、ウイルス問題な訳だし、ウイルスの問題と離脱の問題が重なってたら、指導者の感染は、あったのかな?

全てが皮肉な結果になっている。
ブラジル、アフリカ、インド、イスラエル、イラン、みな其々に問題を抱えている。
おかしなものだ。

「自分の首が無くなるって時に、髭の心配してどうするだ。」

七人の侍の長老の言葉を思い出す。

ウイルス-鎖国-

ウイルス-鎖国-

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • 時代・歴史
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-05-06

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