泡沫の絶望

潤沢な青の中に

雪がひとひら

その中を走る風

そこに追憶を沈めて

肉体の名残を光に集約すれば

枝はピアノの流れのように

しずかに崩落するだろう

泡沫の絶望

泡沫の絶望

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-05-04

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