シンコウ


太陽が照らし続けるから
みんな檻の少年だ
余裕のない民達の誹謗
守られるはずの権利を主張



嘘つきと強欲の痴態



誰もが不夜城の主人で
僕もこの手で席巻する
そのことに気付かない誰かがいて
自分勝手に心を奪い取った
どこかに売り払っているみたいだ



運び屋の忙殺



拝啓、御天道様
あなたのおかげで僕は人間です
縛られた命を部屋に解放してくれて
どうもありがとう、ありがとう
家族で奴隷解放の宴が始まる
貴方様を信仰します




進む、そして行く




小人が19人射殺された
でも彼らは永久に不滅だ
新たに小人は量産されるから




侵され、反攻する




手を取り合って生きていく
理想郷に一人で飛び出した
現実は妄想に浸かり
毛布に包まる猫が鳴く

シンコウ

シンコウ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-15

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