World End

手と手が離れた日
懐かしい匂いがした
血と孤独の匂いがしたんだ

無理して笑って見たけど、何も変わらなかった
誰にも気付かれず恋をしてみたけど
亡霊に首を絞められて動けなかった
視界が真っ白になったんだ

誰も来ない世界で愛を叫んでみたけど、声が出なかった
あの日の記憶に恋してみたけど
これから見る物が見劣りするくらい綺麗でさ
前を見るのが馬鹿らしくて
歩き続けるのがばからしくて

World End

World End

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-13

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