雨のうちナチュラリズム

雨の日は、心は裸で外に出よう。
雨の心地よさは心を空にしてから判るものである
キスツス・アルビドゥス。

樋から滴る雨水の音を聞き、私は目が覚めた。
3:38、いつもより22分早い起床だったが問題はなかった
早朝は涼しくとても好きだ。雨の音を聞きながら
勉強し紅茶を飲む自分に酔う。酔うといえば
私は酒が好きだ、酔いにくい体質でたくさん飲んでも
理性を失わない。また父が好きなようで父と一緒に住んでたときはワインセラーを見せてもらった。高そうな赤色の液体としか少年時代は思っていたが今になるとあの酒を父と飲み交わすのは楽しみだったりする。
雨の日の楽しみは縮こまって勉強したり家から一歩も出ずに本を読んだりするくらいである。雨の中、金子由香利を聞いたりする。彼女の悲しみに満ちた声は本当に美しい
最近の歌は流行りを追いかけるあまり全て似ているような気がする、しかしこれは私の考えであり世間一般的には
そう捉えられてないから人気になるのだろうと自己回帰している。私の考えは間違いだと認めたくない、けれどもそれは愚かな者の行いで本当に優秀な人間は自分の非を認め
次につながる事ができる。けれども私は私を貫く、私みたいな狂いすぎた人間が地球に一人くらいいてもいいと思う。

雨のうちナチュラリズム

美しい花ほど忘れやすい、なぜなら周りも美しく
花全体で同じ風景として捉えられてしまうからだ。
人間も同じである、流行りの化粧を施したら皆同じに見える。私がいつも可愛いと思うのは化粧をしていない子であると明言しよう。寂しいと思うことは無い、しかし一人だとつまらないということはある、なぜなら私は君たちが好きだからだ、一般的に君たちがどのような考えで行動するのか知りたいという欲があるからだ。

雨のうちナチュラリズム

雨の日

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-13

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