4年後に

4年後

新しい街なんて 所詮小さい
宇宙から見れば地元と同じ
なのに巨大な孤独を感じる
弱い心臓なんて握り潰したい

幸せだったことさえ忘れたい
笑う君の顔を思い出すともう
より良い未来が無駄だと思う
弱い心臓なんて噛み潰したい

4年後 4年後 4年後に飛んで行きたい 僕は
泣いてる 泣いてる 泣いてる 雨も降っている 今日は
4年後 4年後 4年後に笑っていたい 僕は
分かってる 分かってる 分かってる 何もかも分かってる 僕は

寒い部屋なんて どうって事ない
布団に包まれば温もりは同じ
なのに絶対な不安を感じる
弱い心臓なんて磨り潰したい

幸せが何なのかさえ忘れたい
笑う君との時間を巡り返すともう
自分だけの世界が不快に思う
弱い心臓なんて掻き毟りたい

4年後 4年後 4年後に飛んで行きたい 僕は
泣いてる 泣いてる 泣いてる 夜は病んでいる 明日は
4年後 4年後 4年後に生きて行きたい 僕は
分かってる 分かってる 分かってる 何もかも分かってる 僕は
だから

4年後に

4年後に

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-04-09

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