合図に生きてくれ
合図をくれ。
言葉の優しいゲバルト。儚く無名の地下水。アノニマスの蜂起。それは未明が承継する象形。僕らのどこまでの闘争だろう、いや逃走なのだろう。あらゆる声なき連帯は僕らの悲劇の最終形態だろうか。ならばそっと弾けるレクイエムの弾性にしよう。墓場はいつもの明日。
合図に生きてくれ。
消えゆくいつかを未明に覚えるから。
合図に生きてくれ
作品集1 http://slib.net/a/1845/
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