翠碧色の虹・彩 随筆
5人の少女さんが、のんびり楽しく綴る日常と恋愛!?
---あらすじ---
不思議な「ふたつの虹」を持つ少女、水風七夏の家は民宿である事から、よくお友達が遊びに来るようです。今日もお友達が遊びに来たようです♪
本随筆は、前作「翠碧色の虹」の、その後の日常です。
↓小説本編
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm
↓登場人物紹介動画
https://youtu.be/GYsJxMBn36w
↓小説本編紹介動画
https://youtu.be/0WKqkkbhVN4
どうぞよろしくお願い申しあげます!
↓原作者のWebサイト
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
随筆一:とにかく始めてみよう!
心桜「うおーい! つっちゃー!」
七夏「あっ、ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「お久しぶりっ!」
七夏「え!? お久し・・・って、昨日も会ってました☆」
心桜「そうだけど、そうじゃなくてほらっ!」
七夏「??? あっちに何かあるの?」
心桜「ないっ! ・・・けどさ、分かるでしょ!?」
七夏「えっと・・・」
心桜「んじゃ、思い出させてあげるとしますかっ!」
七夏「???」
心桜「ずいずい随筆っ!」
七夏「ひゃっ☆ どしたの? ここちゃー? ・・・って、あっ!」
心桜「思い出した?」
七夏「はい☆」
心桜「そう! 『翠碧色の虹:随筆』の時と同様に、今回も原作者が全然この世界の時間を進めないから、あたしが進めてあげる事にしたんだ」
笹夜「勝手に・・・」
心桜「うわっ!」
七夏「ひゃっ☆」
心桜「さ、笹夜先輩っ! びっくりしたぁ~」
笹夜「そんなに驚かなくても・・・」
心桜「はは・・・この流れ・・・今度はあたしが思い出したよ・・・」
七夏「笹夜先輩☆ こんにちはです☆」
心桜「こんちわ! 笹夜先輩!」
笹夜「はい♪ こんにちわ♪」
心桜「ところで、さっきのは・・・」
笹夜「ええ。心桜さんが、この世界の時間を進める事について、勝手に進めていいのかしら?」
心桜「それは、大丈夫です! 一応、随筆に関しては原作者より任されていますので・・・ですから、この後の事も少しだけ知っていたりします!」
笹夜「まあ♪」
心桜「み、見えるっ! 未来が見えるぞ!」
七夏「ここちゃー、本当なの?」
心桜「まぁね! ・・・って事で、そろそろ来るよ」
七夏「来るって!?」
笹夜「ま、まさか・・・」
??「こんにちはー!」
七夏「あ、お客様です☆ はーい☆」
心桜「おっ! 来たようだね!」
笹夜「あの声・・・あぁ・・・やっぱり・・・」
七夏「えっと・・・」
心桜「美夜っち! こっちこっち!」
美夜「お邪魔しまーす! 衣夜っちもほらっ!」
衣夜「う、うん・・・」
美夜「ここが、お姉ちゃん達のたまり場!?」
笹夜「美夜っ!」
心桜「はは・・・まあそうなるかな・・・一応、民宿兼駄菓子屋の『風水』です!」
七夏「ここちゃー、一応じゃなくて・・・本当に民宿です☆」
心桜「そうなんだけど、あたしは民宿と言うよりも、つっちゃーの家・・・だね!」
七夏「くすっ☆」
心桜「ではでは、美夜っち! 自己紹介をお願いします!」
美夜「はいはーい! あたし、高月美夜(たかつきみや)です!」
七夏「高月・・・って、笹夜先輩の・・・」
美夜「はい! いつもお姉ちゃんがお世話になってます!」
笹夜「もう・・・美夜・・・」
心桜「んで、こちらが、えーっと」
衣夜「さ、里河衣夜(さとかわいよ)と言います。よろしくお願いします」
美夜「衣夜っち、ガチガチだよ」
衣夜「だ、だって天美先輩・・・」
心桜「ん? あたしが何?」
衣夜「い、いえ・・・」
美夜「衣夜っち、しっかりしなよ! 主役なんだからっ!」
衣夜「え!? わ、私が主役!?」
心桜「おっ! 美夜っちも知ってたんだ」
美夜「もちろん!」
七夏「えっと、美夜ちゃん、衣夜ちゃん、よろしくお願いします☆」
美夜「は、はい! 水風先輩!」
衣夜「水風先輩、よろしくお願いします!」
笹夜「やっぱり、少し不安です・・・」
心桜「笹夜先輩、とにかく始めてみようって事ですから」
笹夜「え、ええ」
美夜「ここ先輩!」
心桜「ん?」
美夜「今日は、何の集まりですか?」
心桜「美夜っちと、里河さんの紹介なんだけど・・・」
美夜「一瞬で終わってしまったよ!?」
心桜「そう・・・みたいだね・・・あれ? こんな未来だったっけ?」
美夜「未来・・・ですか?」
心桜「まあいいや! せっかくだから、どんな未来がいいか、皆で話してみますか!」
七夏「未来・・・くすっ☆」
心桜「おっ! つっちゃー! いい未来が見えた?」
七夏「えっと、早く柚樹さんと会えたらいいなって☆」
笹夜「時崎さん、お元気かしら?」
心桜「お兄さんは、ちょっと大変だったらしいよ」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
心桜「1ヶ月間、自宅に帰ってなかったら、色々と行なわなければならない事が増えてたみたい」
七夏「大丈夫なのかな?」
心桜「今は、落ち着いてきたみたい」
笹夜「良かった♪」
美夜「誰ですか? その時崎柚樹って人・・・もしかしてお姉ちゃんの---」
笹夜「み、美夜っ!」
美夜「わわっ! 撤退っ!」
笹夜「ま、待ちなさいっ!」
七夏「さ、笹夜先輩っ!」
心桜「ありゃ・・・三人フレームアウト!?」
衣夜「・・・・・」
心桜「・・・・・里河さん、大丈夫?」
衣夜「え!? は、はい!」
心桜「もっと、気楽に・・・」
衣夜「す、すみません・・・」
心桜「・・・では、衣夜っち! 次回作/続編への意気込みなんかをどうぞっ!」
衣夜「え!? い、意気込み!? まだ私、何も分からなくて・・・」
心桜「はは・・・そうだよね。あたしが里河さんの事を『いよっち』と呼べるかどうかも分からないからね」
衣夜「名前は、どのように呼んでくれても大丈夫です」
心桜「そっか、ありがとね。里河さん! いつか本当の意味で『いよっち』と呼べる未来が来る事を楽しみにしてるよ!」
衣夜「・・・・・はい☆」
心桜「うんうん、ようやく柔らかくなったかな」
笹夜「もう・・・美夜ったら、どこに隠れたのかしら?」
七夏「お外に居るのかな?」
心桜「笹夜先輩と、美夜っちって、いつもあんな感じなんですか?」
笹夜「いつもって訳ではないですけど」
七夏「くすっ☆」
笹夜「私は疲れます・・・」
心桜「あたしは、美夜っちみたいな妹が居ると、毎日楽しくなるなって思うよ」
笹夜「ありがとう♪ 心桜さん♪」
心桜「おや? 少し予想外なお答え?」
笹夜「ま、まあ、美夜は、ああ見えて、人想いなところもありますから、そんな妹が居る事は喜ばしい事かしら」
衣夜「美夜ちゃん・・・」
心桜「ん? どうしたの? 里河さん? ・・・って、美夜っち・・・」
七夏「どしたの? ここちゃー? ・・・あ、あれって?」
笹夜「・・・・・」
心桜「さ、笹夜先輩!?」
心桜「笹夜先輩は、すっと立ち上がり、奥の部屋の包まったカーテンへと近付いてゆき、カーテンをぎゅっと抱きしめた! ・・・というか、あれは抱き締め付けている!?」
七夏「急にどしたの? ここちゃー?」
心桜「一応、ナレーションを・・・地の文を入れておく必要があるかなって」
七夏「???」
美夜「お姉ちゃんっ! く、苦しい!」
笹夜「恋は、心苦しい事もあります♪」
心桜「カーテンに抱きつく笹夜先輩のあの絵図は、なかなかレアかもね?」
七夏「ここちゃー・・・もう・・・」
心桜「!? つっちゃー?」
七夏「笹夜先輩、美夜ちゃん☆ お茶と和菓子ありますから、どうぞです☆」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
美夜「あぁー苦しかった・・・」
笹夜「そんなに強くはしてません」
心桜「はは・・・」
美夜「衣夜っちに見つかったのが敗因だなー」
衣夜「ごめんなさい」
美夜「敗因だなーと思ったけど、感謝してる!」
衣夜「え!?」
美夜「だってさ、一度隠れてる状況になると、出てゆくタイミングって難しいでしょ?」
衣夜「あ・・・」
心桜「里河さんも、いい役になれると思うよ」
衣夜「え!?」
七夏「くすっ☆」
心桜「んで、何のお話だったっけ?」
笹夜「どんな未来がいいか・・・だったかしら?」
心桜「そうそう、それそれ!」
笹夜「未来が見えるのに、私が声を掛ける事は分からなかったのかしら・・・?」
心桜「う゛っ! それは、その・・・近過ぎる未来ですから!」
笹夜「近過ぎる未来?」
心桜「あまりにも近過ぎると、焦点が合わなくて見えないでしょ?」
笹夜「なるほど♪」
心桜「え!? 納得ですか!?」
七夏「ここちゃー☆」
心桜「ん?」
七夏「頑張って☆」
心桜「はは・・・もちろん、頑張ってみるよ!」
美夜「(衣夜っち!)」
衣夜「(なに? 美夜ちゃん?)」
美夜「(ここ先輩って、結構面白いでしょ?)」
衣夜「(う、うん・・・って、失礼だよ?)」
美夜「(あたしと結構似てると思うから、すぐに仲良くなれるよ!)」
衣夜「(ありがとう。美夜ちゃん)」
心桜「んではでは、ここで、次回作『翠碧色の虹・彩』のメインヒロイン、里河衣夜さんから一言、ご挨拶を頂きます!」
衣夜「え!?」
美夜「衣夜っち!」
衣夜「・・・うん!」
七夏「衣夜ちゃん、どうぞです☆」
衣夜「は、はい! みんなと仲良く、頑張りますね♪」
心桜「その台詞は・・・里河さんって本番に強い!?」
笹夜「よろしくお願いします♪」
美夜「はいはーい☆ 頑張ってみるよ!」
七夏「よろしくですっ☆」
心桜「よろしくねっ!」
七夏「くすっ☆」
心桜「んでは! 久々に、つっちゃーも頑張る前作『翠碧色の虹』本編はこちらから!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
心桜「それじゃ、次回はいつになるか分からないけど、今後とも『翠碧色の虹・彩』を---」
全員「よろしくお願いいたします☆!♪」
心桜「決まったぁ~!」
随筆一 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
貸してって言われても…
心桜「やっぱり、つっちゃーの家は落ち着くね~」
七夏「くすっ☆」
笹夜「今日の集まりは・・・」
心桜「特に何も無いよ・・・ゲームでもする?」
美夜「あ、ゲームって言えば!」
心桜「ん?」
美夜「このリズムゲームなんだけど、フルコン取れないのがあって・・・」
心桜「どれどれ・・・」
衣夜「あ、天美先輩! となりどうぞ」
心桜「あ、里河さん、ありがとね」
衣夜「はい」
心桜「あ、この曲は難しいヤツだね」
美夜「ここ先輩は取れました?」
心桜「いや、クリアは出来たけどフルコンは取れてない」
七夏「笹夜先輩☆」
笹夜「何かしら?」
七夏「ふるこんって?」
笹夜「美夜が遊んでいるゲームの言葉、フルコンボの略かしら?」
七夏「ふるこんぼ」
笹夜「一度も失敗する事無くクリアする事」
七夏「なるほど☆ 里河さんはゲーム楽しむのかな?」
衣夜「え?! は、はい、美夜ちゃんと一緒の時は少し・・・」
美夜「あっ!」
心桜「どした?」
美夜「限定カード、今日が入手できる期限!?」
心桜「けど、ガチャるにはコイン少し足りないよ・・・」
美夜「お姉ちゃんっ!」
笹夜「何かしら?」
美夜「お金貸し---」
笹夜「ダメです!」
心桜「うわっ! 秒即答!」
笹夜「心桜さん、秒速答です♪」
心桜「この際、同じでしょ!?」
美夜「やっぱダメか・・・」
笹夜「美夜。一応、訊きますけど、どおしてお金が必要なのかしら?」
美夜「そりゃあ、この限定アイテムがほしいから」
笹夜「でもそれって、私がお金を貸す事で確実に手に入るのかしら?」
美夜「それなんだよねー・・・運の要素があるから」
心桜「本当にほしいかどうか、考える必要はあるよねー」
衣夜「あっ・・・」
心桜「ん? 里河さん、どおしかした?」
衣夜「本当にほしいのなら、みんなで協力する事って出来ないかな?」
美夜「さすが衣夜っち! 話が分かる!」
心桜「足りないコインを増やす方法・・・未フルコンを埋めれば良いのか・・・」
美夜「そうなんだけど、今はフルコンできないのだけ残ってて・・・」
心桜「やっぱそうか・・・ちょっと試していい?」
美夜「はい! どうぞ!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「あー、クリアはできたけど全然ダメ・・・フルコンは遠いねー・・・つっちゃーも挑戦してみ---」
七夏「無理です!」
心桜「うわっ! 秒速答! でも、1回くらいは挑戦してみてよ!」
七夏「え!?」
心桜「ほら、里河さんだって『みんなで協力』って話してたよ!?」
衣夜「あ、天美先輩! えっと、水風先輩・・・すみませんっ!」
七夏「・・・・・ちょっと、挑戦してみます・・・」
心桜「うんうん!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「つっちゃーお疲れ・・・秒で終わったねー」
七夏「うぅ・・・手が追いつきません」
衣夜「水風先輩、すみませんっ!」
七夏「いえいえ、お力になれず、すみません」
美夜「あたし、何度も挑戦してるけど、この高速連打のところでコンボ切れちゃうんだよねー」
心桜「高速連打・・・」
笹夜「!? こ、心桜さん? 何かしら?」
心桜「16連打が得意そうな人が居るっ!」
美夜「あー、お姉ちゃんに頼んでも『自分で頑張りなさいっ!』だから!」
笹夜「そんなキツい話し方はしていません」
心桜「笹夜先輩! ここはひとつ『みんなで協力』って事で、お願いできませんか?」
美夜「ここ先輩!?」
七夏「私からもお願いします☆」
衣夜「高月先輩すみません・・・私が余計な事を話したばかりに・・・」
笹夜「みんなで協力・・・・・はぁ・・・1回だけですから・・・」
心桜「おっ! ではお願いします!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「なんと! 華麗な手捌き! さすがピアノ奏者!」
美夜「わぁわぁー!!」
衣夜「すごい・・・」
七夏「くすっ☆」
笹夜「・・・これでいいかしら?」
心桜「いいも何も余裕でフルコン達成してますよね!?」
美夜「ありがとーお姉ちゃん!」
笹夜「・・・こんなところ、時崎さんに見られたら・・・」
心桜「なんでそこで、お兄さんが出てくるんですか?」
七夏「柚樹さんなら褒めてくれると思います☆」
心桜「はいはいー。で、美夜っち、コイン貰えたから、1回ガチャれるようになったよ!」
美夜「よーし! この勢いでガッチャン!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
美夜「わぁー虹!」
心桜「おっ!」
七夏「え!?」
衣夜「虹・・・」
笹夜「?」
美夜「・・・からの被り・・・」
心桜「ありゃりゃ・・・」
七夏「?」
衣夜「美夜ちゃん・・・」
笹夜「これは、当たりなのかしら?」
心桜「当たりだけど、既出なのではずれ・・・」
美夜「うー期待したのにぃー」
心桜「もう1回挑戦するのは、コイン集めが厳しそうだねー」
美夜「いえ、いいです!」
心桜「おっ!? 潔いね!」
美夜「みんなに協力してもらって、その上での結果ですから!」
笹夜「~♪」
美夜「衣夜っち、ありがとうね!」
衣夜「え!?」
美夜「衣夜っちの言葉が無ければ、この1回すら挑戦できなかったから」
心桜「里河さん・・・さすが、次期主役の底力・・・」
衣夜「え!?」
心桜「いえいえ、なんでもないっ! 前主役のつっちゃーも頑張りなよ!」
七夏「は、はい☆」
心桜「んでは! つっちゃーも頑張ってる前作『翠碧色の虹』本編はこちらから!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
美夜「みんなありがと! お姉ちゃん!?」
心桜「どおしたんですか? 笹夜先輩?」
笹夜「お金は貸してって言われても・・・、すぐには貸せませんけど、相手がそのお金で得ようとしている事を支援する方法でなら・・・」
心桜「あー、前にそんな事、ありましたねー」
七夏「えっと、『翠碧色の虹 随筆十五:借りたら返しましょう!』の時かな?」
笹夜「ええ♪」
心桜「おっ! つっちゃー頑張ってる!」
七夏「くすっ☆」
心桜「http://slib.net/75168#chapter51」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「『随筆十五:借りたら返しましょう!』のURLも記しておきます!」
七夏「ありがとです☆」
笹夜「貸し借りに関しては周り人の力や、本人の努力次第・・・って事かしら?」
心桜「なるほど、美夜っち分かった?」
美夜「よく分かったよ・・・みんなで力を合わせれば、大岩も動くって事!」
笹夜「美夜っ!」
心桜「あはは・・・これは分かってない!?」
衣夜「美夜ちゃん・・・」
七夏「くすっ☆」
随筆二 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆三:好きなのにいじめるの?
心桜「あーこれ・・・こういうヤツいるよねー」
七夏「え!? どしたの?」
笹夜「心桜さん。それは・・・お手紙かしら?」
美夜「こういうヤツって、どういうヤツですか?」
衣夜「いじわるする人?」
心桜「おっ! 里河さん鋭い!」
衣夜「え!?」
心桜「切れ味は笹夜先輩で、鋭さは里河さんって事なのか? そういう路線なのか?」
七夏「路線の事なら、お父さんが詳しいかもです☆」
心桜「い、いや。リアルな路線の事ではなくて!」
美夜「ここ先輩、いじわるする人が、どうかしたのですか?」
心桜「あーそれは、この手紙を読めば・・・」
笹夜「心桜さん、歩き手紙は危ないです」
心桜「歩き手紙・・・歩きスマホみたいな言われ方! まあ、確かに危ないかも・・・気をつけます!」
笹夜「ええ♪」
心桜「んじゃ、改めてお手紙を読むね!」
七夏「はい☆」
心桜「ペンネーム、クラスにひとりさん『皆様、こんにちは。私のクラスに、私の事をよくからかったり、いじわるしてくる男の子がいます。その子は、私以外にもいじわるしていたりしますが、特に私に対しては、よくからかってきます。なんとか止めさせる方法はないでしょうか?』・・・という事だそうです」
七夏「どおしてかな?」
心桜「いやいや、つっちゃー! これは、あれだよ!」
七夏「あれ・・・どれ?」
笹夜「七夏ちゃん、きっと、その男の子は、お手紙主さんの事が気になっているのだと思います」
美夜「よーするに、好きって事です!」
心桜「さすが美夜っち、直球だねー。美夜っちは直球キャラで、つっちゃーは天然か・・・あたしはなんだろ?」
美夜「ボケとツッコミ・・・」
衣夜「み、美夜ちゃんっ! すみません! 天美先輩!」
心桜「はは・・・間違ってないかも・・・」
笹夜「もう、美夜ったら・・・」
七夏「どおして、好きなのに、いじわるするのかな?」
心桜「どおしてって・・・どおして?」
七夏「柚樹さんは、とっても優しくて、いじわるなんかしないです☆」
笹夜「人に依るという事かしら?」
美夜「好きな人に優しくできる人と、出来ない人・・・この三つに分けられます!」
心桜「なるほど、三つね・・・んで、あとひとつは?」
美夜「後ひとつは・・・衣夜っちにおまかせ!」
衣夜「え!? わ、私!?」
心桜「はは・・・里河さんも大変だねー」
衣夜「えーっと、な、何も行なわない人!」
笹夜「まあ!」
心桜「おー! 確かに!」
美夜「ねっ☆」
七夏「くすっ☆」
心桜「なるほど、里河さんは、好きな人を、ただじっと見つめるだけの人って事?」
衣夜「ど、どおしてですか?」
心桜「無茶振り時、咄嗟に出てくる言葉は、その人の本質を表してたりするからね」
衣夜「そ、そうなのですか?」
七夏「お手紙の人にいじわるする人って、本当に好きなの?」
心桜「多分、だけど、関わりたいんだよ」
笹夜「でも、素直に関わるのは恥ずかしいから、ちょっといじわるしてしまうのかも知れません♪」
美夜「まー好きな人に関わりたいというのは、分かるけどね」
衣夜「素直になれない・・・か」
美夜「好きなのに、好きって言えない、もどかしさ」
心桜「美夜っち、五七五を意識した?」
美夜「途中で気付いたけど、あえて変えずに強行した」
心桜「さすが直球!」
美夜「そんなつもりないのに、このままだと駄洒落になってしまうー的な事って、あったりしませんか?」
心桜「スキー好き? つっちゃー!」
七夏「え!? すき焼き好きかな?」
美夜「箸は端っこに置かない!」
笹夜「な、何かしら?」
美夜「お姉ちゃん! ここは何かひとつ寒い駄洒落を言う流れでしょ!」
笹夜「そんな急に言われても・・・ま、まっさらのお皿・・・」
心桜「切れ味が落ちた! 里河さん! 助けて!」
衣夜「え!? か、華麗なカレー・・・」
心桜「おー! あったまきた! じゃなくて温まってきた!」
七夏「今日のお夕飯は、カレーにしようかなぁ☆」
心桜「いいね!」
七夏「くすっ☆ では、みんなで一緒に☆」
心桜「わぁーい!」
笹夜「えっと、そろそろいいかしら?」
心桜「はい! 舵取りすみません!」
笹夜「どうすれば、いじわるを止めさせられるかについて、何か方法はあるかしら?」
美夜「止めろ! 大声出すよ! ってのは?」
笹夜「それは、逆効果ね。きっと『好意的ないじわる』から『悪意的ないじわる』に変わってしまいます」
衣夜「わたしの事、好きなの? だったらどうかな?」
美夜「は? 好きなわけねーよ! 自意識過剰なんだよ! ・・・って、なるよ」
衣夜「そう・・・」
笹夜「でも、里河さんの方法は、かなり効果的だと思います♪」
心桜「え!? 逆撫でにならない?」
七夏「好きだったら、優しくしてくれると嬉しいな☆」
美夜「水風先輩に言われたら、解決するかもだけど、あたしの場合は・・・」
笹夜「美夜、分かっているのなら、もう少しお淑やかに---」
美夜「無理っ! あたしがあたしでなくなる!」
心桜「はは・・・ま、クラスにひとりさん。とりあえず、いじわるしてくる人に、自分の事が好きなら、いじわるを止めてって話すことかな?」
美夜「もし、好きじゃなかったら?」
心桜「今後とも、変わらずよろしくお願いします!」
笹夜「心桜さん・・・」
心桜「いやいや、変わるって、好きだって! だから、好きじゃないという選択肢は無い!」
七夏「くすっ☆」
心桜「だから、クラスにひとりさん、言う気を持って頑張って!」
笹夜「勇気・・・かしら?」
心桜「なんで分かるんですか・・・って、これもお約束だね」
七夏「おたより、ありがとうございました☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
美夜「そう言えば、なんで、クラスにひとりずついらん事するヤツが居るんだろ?」
衣夜「先生も上手いこと振り分けてるよね」
心桜「そうとは限らないよ?」
美夜「え!?」
心桜「クラスにひとりではなく、そいつが居るからひとりなんだよ」
衣夜「どういう事ですか?」
心桜「こんな事例がある。いわゆる『ガキ大将』が、転校でクラスから居なくなったんだよ。するとさ、今まで目立ってなかった人が、ガキ大将っぽくなってきて、そのままガキ大将へと昇格したんだ」
美夜「・・・と言う事は・・・」
衣夜「先生が振り分けているのではなく、クラスごとにひとりずつそういう人が現われる・・・」
心桜「そういう事になるね」
衣夜「エスカレーター方式でしょうか?」
笹夜「エスカレーターでも、下る方のエスカレーターかしら?」
心桜「わわ! 笹夜先輩、砥石あったんですか?」
笹夜「ありません!」
七夏「砥石ならあります☆」
心桜「つっちゃーは、いつのまにか、カレー作ってたんだね」
七夏「くすっ☆ もうすぐ出来ますから☆」
心桜「いつも、ありがとね」
笹夜「七夏ちゃん、いつもありがとう♪」
美夜「水風先輩、ありがとうございます!」
衣夜「ありがとうございます☆」
心桜「んでは! つっちゃーが頑張ってる前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
美夜「衣夜っち!」
衣夜「な、なに!?」
美夜「衣夜っちも、水風先輩みたいに頑張るんだよ!」
衣夜「う、うん!」
美夜「・・・って、どうしたの?」
衣夜「とりあえず、水風先輩のお手伝いから・・・と思って」
心桜「里河さんも、天然要素あるのかな?」
随筆三 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆四:不倫は文化だなんて認めん!
心桜「誰が言い始めた事か知らんけど、あたしは認めん! 認めんぞ!」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
笹夜「心桜さん、荒れてますね・・・」
美夜「ここ先輩、どうしたんですか?」
衣夜「お、怒ってるのかな?」
心桜「里河さん、怒ってる訳じゃないから・・・」
笹夜「何があったのかしら?」
心桜「突然ですが、不倫は文化だと思う?」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
七夏「えっと、不倫は良くないと思います」
笹夜「そうね・・・」
美夜「何かと思ったら、不倫ですか?」
衣夜「どおして急に、そんなお話に?」
心桜「いや~、なんとなくお昼にテレビ見てたら、いわゆる昼メロにエンカウントしてさ・・・で、その役者が不倫は文化だなんて話すから」
笹夜「ドラマのお話ね♪」
心桜「そうです! つっちゃーは、不倫は良くないって答えたけど、それはなんで?」
七夏「え!? 悲しむ人が居ると思ったから・・・」
美夜「ここ先輩も、認めないって事は、良くないと思ってませんか?」
心桜「そうなんだけど、あたしは、ご都合主義的な所が気に入らないっ!」
笹夜「では、心桜さんは不倫そのものは、認めるのかしら?」
心桜「認めたくはないけど、どうしようもない事もあるのかなーって」
衣夜「どうしようもないこと・・・」
笹夜「人を好きになる気持ちの事かしら?」
心桜「そうそう。ドラマ見ててさ、好きになってしまったんだから、しょうがないでしょ! ・・・って言うのも、分からないでもない」
衣夜「抑えられなくなる気持ちが、考えるよりも先に行動になってしまうのかな?」
心桜「そうだねー、抑える事が出来たら片思い。抑えられなかったら不倫という事」
美夜「お姉ちゃんはどう思う?」
笹夜「不倫は、道徳に反することなので、七夏ちゃんと同じく良くない事だとは思います」
心桜「ん? 良くない事だとは・・・という事は? 言い切れていない?」
笹夜「心桜さん、鋭いですね。 不倫そのものが必ずしも良くない事かと問われたら、そうでない場合もあるのではないかしら?」
七夏「え!?」
心桜「どうゆうことでしょう?」
笹夜「まず、道徳とは、社会で人が善悪を判断するする為の規範の総体。法律とは違って強制力はなく、個々人の内面として働き、人間相互の関係が規定されることかしら?」
心桜「・・・つ、つまり?」
笹夜「さっき、七夏ちゃんがお話した、不倫で悲しむ人が居るから良くないって言うのは、道徳が働いている事になります」
七夏「あ・・・」
美夜「悲しむ人が居なければ、不倫は問題なくなるって事?」
笹夜「ええ♪」
心桜「な、なんですとぉー!!!」
衣夜「ひっ!」
心桜「あ、ごめん。里河さん!」
衣夜「い、いえ、少し驚いただけですので・・・」
笹夜「そもそも、不倫が良くないという問題になるのは、当事者で納得できない人がいるからです。全員が納得していたら、問題にはなりません」
心桜「全員が不倫を認めていたらって事?」
笹夜「ええ」
心桜「なんか、ヤだなぁ」
笹夜「私達の居る国では、法律で婚約できるお相手は、ひとりと定められています。その事が、好きになっていい人は、ひとりだけという固定観念に結びついているのではないかしら?」
美夜「確かに、好きな人が複数居ても、不思議ではない気はするよ」
衣夜「美夜ちゃん?」
笹夜「一夫多妻制という法律のお国もありますから、そういう世界では、不倫が不倫にならない事もありそうです」
心桜「笹夜先輩は、不倫は文化だと認めますか?」
笹夜「人が人を好きになる事は、文化のひとつです。不倫もそういう意味では文化になるのかも知れません」
心桜「な、なんですとぉー!!!」
笹夜「心桜さんは、不倫は文化という言葉が言い訳のように聞こえるから、認められないのではないかしら?」
心桜「! ・・・ってことは、あたしが認めんのは、言い訳という事!?」
笹夜「道徳的に良くない事だと分かっていて、悲しむ人が居るのに、言い訳の様に自分を正当化している態度が、認められないのではないかしら?」
心桜「・・・・・」
七夏「ど、どしたの? ここちゃー?」
美夜「ここ先輩! おーい!」
衣夜「だ、大丈夫ですか?」
心桜「・・・不倫は文化だったなんて・・・」
七夏「え!?」
心桜「誰が言い始めた事か知らんけど、あたしは認めん! 認めんぞ!」
美夜「あ、ふりだしに戻った」
心桜「そう言えば、すごろくで『ふりだしにもどる』を食らった時さ、なんであたしだけふりだしに戻るの? みんな全員、世界そのものがふりだしに戻ればいいのにって思わない?」
七夏「それも、すごろくの決まりごとかな? 私、ここちゃーと一緒なら、ふりだしに戻ってもいいです☆」
心桜「い、いや、そーゆー事じゃなくて」
笹夜「~♪」
美夜「ここ先輩も、お姉ちゃんにはなかなか歯が立たない!?」
心桜「そりゃあ、先輩ですから!」
笹夜「私、心桜さんに適わない事、たくさんあります」
心桜「はは・・・コメントに困ります」
衣夜「あのー」
心桜「ん? 里河さん、どおしたの?」
衣夜「その・・・ドラマの結末は、どうなったの?」
心桜「それがさぁ・・・その不倫相手が異母兄弟だって事が発覚して、自然に解消してしまったって訳」
笹夜「どおして、異母兄弟だと自然解消になるのかしら?」
心桜「そりゃ、兄弟で結婚できない・・・って、まさかっ!」
笹夜「ええ♪ それは、この国の法律で決められた事です。もし、兄弟で婚約出来ないという縛りがなければ・・・」
心桜「うっひゃ~! そっちの方が昼メロ展開としては燃えるかも!?」
美夜「ここ先輩、燃えなくていいですって」
心桜「だけどさ、異母兄弟って事は、親の不倫で生まれた子・・・その遺伝子を受け継いだって事か・・・つまり!」
美夜「つまり?」
心桜「これは、不倫や当事者や法律や道徳が悪いわけではない・・・遺伝子が悪い!」
衣夜「美夜ちゃん」
美夜「どした? 衣夜っち?」
衣夜「なんか凄い方向に」
七夏「遺伝子は、文化なのかな?」
笹夜「文化の元かしら?」
心桜「もー遺伝子が原因なら、しょうがないなぁ~って、なるよね?」
美夜「なるんですか?」
心桜「なるかっ!」
美夜「どっちなんですか?」
心桜「一瞬、なるかと思ったんだけど、遺伝子に責任を転嫁しているその根性が気に入らないから、結論は、不倫は認めん!」
七夏「くすっ☆」
笹夜「七夏ちゃん、どおしたのかしら?」
七夏「えっと、ここちゃーは、こういうお話そのものを楽しんでます☆」
心桜「つ、つつ、つっちゃー!」
美夜「ここ先輩は、水風先輩にも適わない!?」
心桜「はは・・・適いません、あたし最弱!」
衣夜「天美先輩、とても複雑な表情・・・」
美夜「喜怒哀楽を同時に表現できる人、初めて見たよ」
笹夜「まあ、不倫は文化だと、言い訳する時点で、良くない事だと認めているのは確かですから、文化であったとしても、人を悲しませるような事をなさらないことが、大切な事だと思います♪」
七夏「はい☆」
心桜「笹夜先輩、上手くまとめられますねー。さすがラスボス!」
美夜「ウラボスだよ。ウラボ---」
笹夜「美夜!」
美夜「なんで、あたしだけ注意されんのさ」
心桜「姉権限・・・」
美夜「先輩権限は?」
心桜「あたし、美夜っちの先輩だから!」
美夜「あたしは認めん! 認めんぞ!」
衣夜「こ、今度は美夜ちゃんが・・・」
心桜「つっちゃー!」
七夏「な、なぁに? ここちゃー!」
心桜「今回、あんまり発言してないから、次回は頑張るんだよ!」
七夏「は、はい☆」
心桜「んでは! つっちゃーが頑張ってる前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
衣夜「わ、私も頑張らなきゃですよね?」
心桜「里河さんは、続編の翠碧色の虹・彩、本編で頑張ってると思うよ」
衣夜「そ、そうでしょうか?」
心桜「そうですそうです♪」
七夏「くすっ☆」
心桜「そう言えば、つっちゃーよりも、頑張って貰わなければならないヤツが居た・・・おーい! 原作者! 頼むよ!」
随筆四 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆五:お名前って大切です!
美夜「ここ先輩、遅いですね」
笹夜「ええ。何かあったのかしら?」
七夏「ここちゃーのお家に電話してみようかな?」
心桜「こんちわー!」
七夏「あっ☆ ここちゃー、いらっしゃいです☆」
心桜「ちょっと遅くなってごめん!」
七夏「それはいいけど、どしたの?」
心桜「見てよ! これ!」
七夏「??? あ、靴☆ 新しく買ったの?」
心桜「いや、そーじゃなくて、変えさせらせた!」
七夏「え!?」
心桜「ザリガニが中に靴が入ってたんだよぉー」
七夏「???」
美夜「ここ先輩、ザリガニの中に靴が入ってた・・・の間違いでしょ?」
笹夜「美夜、ザリガニの中に靴が入るのかしら?」
美夜「あたしは、文の間違いを指摘しただけです」
衣夜「言葉の意味としては、まだおかしいかな・・・」
心桜「皆さま、もういらしてたのですか? って、あたしが来るの遅れたからか・・・」
七夏「ここちゃーの靴の中に、ザリガニさんが居たのかな?」
心桜「なんでそうなる?」
七夏「え!? えっと、ザリガニさんが靴の中に居た・・・ならいいのかな?」
心桜「よくない!」
七夏「え!? 違うの?」
笹夜「七夏ちゃん・・・心桜さんは、そういう意味で答えている訳ではないみたい」
七夏「そういう意味?」
美夜「なんで靴の中にザリガニ入ってるんだよ! おかしいだろ! あり得んでしょ!? ・・・って事ですよね!?」
心桜「違う! あり得たんだよ!」
美夜「あっ! そうですね」
心桜「なんで靴の中に、ザリガニが入ってるのか・・・もう、原因はゆうしかないっ!」
衣夜「You? え!? わ、私!?」
七夏「ここちゃー、衣夜ちゃんを指差してお話しするから、驚いてます・・・衣夜ちゃん、ごめんなさいです」
衣夜「い、いえ。大丈夫です」
美夜「ここ先輩、なんで、ゆーなんですか?」
笹夜「心桜さんの、弟さんの事ね♪」
七夏「ゆーちゃんです☆」
美夜「あーそう言う事ですか?」
衣夜「天美先輩の弟さんが、イタズラでもしたのかな?」
心桜「・・・でなきゃ、ザリガニが靴の中に居るわけがない!」
笹夜「心桜さん、今度は正しく話せました♪」
心桜「ゆうに訊いたら『知らない』って、ゆーんだよ!?」
七夏「ゆーちゃん、そんな事するかなぁ?」
笹夜「そもそも、どおしてザリガニが靴の中に居るのか…かしら?」
心桜「そりゃ、ゆうが捕まえて玄関のバケツに入れてたから!」
美夜「弟さんが知らないって事は、ザリガニが本当に脱出したのかも?」
心桜「どうやって? バケツからだよ? 結構な高さがあるよ?」
美夜「ザリガニって跳ねる事、なかったですか?」
衣夜「テレビで見た事あります! 確か料亭のコマーシャル・・・」
美夜「衣夜っち、それザリガニじゃなくて、伊勢エビじゃない?」
心桜「跳ねる・・・そう言えば・・・」
七夏「そう言えば、昔、ここちゃーが捕まえてた、ザリガニさんが跳ねて、川に帰った事があります」
心桜「あー、あったね! あれは、田んぼに居たから捕まえて、川へ逃がすつもりだった」
美夜「どおして、田んぼから、川なんですか?」
心桜「ザリガニが、稲の苗をカットしやがるから!」
衣夜「そうなのですか?」
心桜「カットする瞬間は見た事ないけど、カットされた稲の苗なら見た事ある」
衣夜「農家の人にとってザリガニは、困る存在なのですね」
心桜「農家だけでなく、米を主食とする弥生人以降の人類の敵!」
美夜「って事は、今でも田んぼでザリガニを見かけたら、川へ強制送還ですか?」
心桜「いや、今は見送る!」
美夜「え!? どうしてですか?」
心桜「触る気がしない!」
美夜「はは・・・」
心桜「触る気がしないから、靴も変えたんだよ!」
笹夜「確かに、お話しの筋は通ってます」
七夏「その靴は、どうなってるの?」
心桜「今、洗って、乾かしてるよ!」
七夏「くすっ☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「んで、今日は何のお話?」
美夜「これです!」
心桜「ドンキのような物って何よ!? の件ですか?」
衣夜「ドンキ・・・だけでなく、お名前に関してです」
心桜「名前?」
美夜「もうちょっと真面目に考えてあげたらどう? ・・・って言う名前、結構ありますよね?」
七夏「お名前って大切です☆」
心桜「なるほど! そう言う事か! つっちゃーさりげなくサブタイトル捻じ込んできてるし」
七夏「くすっ☆」
心桜「名前かぁーあたしは『心桜』って名前だけど、なんて読むの? って訊かれる事がよくある」
美夜「確かに、フツーに読めば『こころさくら』先輩になりますよね」
笹夜「こころさくらさん、素敵です♪」
心桜「はは・・・なんかくすぐったい」
美夜「では『しんおう』先輩って言うのはどうですか?」
衣夜「なんか、圧力を覚えそうなお名前です」
心桜「それ、却下! つっちゃーも、わりと読み間違えられるよね?」
七夏「はい。『ななか』って訊かれる事があります」
衣夜「でもそれって、音読みと訓読みの組み合わせになります」
笹夜「お名前に関しては、必ずしも音訓で統一しなければならないという事は、ないようです」
衣夜「そうなのですか?」
笹夜「ええ。『音+訓』の重箱読みや、『訓+音』の湯桶読みがあります♪」
衣夜「重箱(じゅうばこ)・・・確かに音読みと訓読みですね」
心桜「団子(だんご)もそうだね!」
笹夜「湯桶(ゆとう)のような訓音の熟語は、手本(てほん)や、夕飯(ゆうはん)等、結構馴染みのある言葉もあります♪」
衣夜「なるほど、意外とあるのですね」
心桜「だね! 名前に関しては、もっと自由って事なんでしょう!」
美夜「それ以前に、訓読みの『訓』は音読みだから、音訓ってあまり気にするところでもなさそう」
衣夜「美夜ちゃん・・・少しは気にしようよ」
心桜「里河さん!」
衣夜「は、はいっ!」
心桜「・・・そんな身構えなくても・・・」
衣夜「す、すみませんっ!」
心桜「いいって、いいって! それよりさ、音訓や熟語よりも名前を、もっと真面目に考えてあげてっていうようなのって無い?」
衣夜「名前・・・えーっと、な、梨!」
美夜「それ、衣夜っちの好物じゃん?」
衣夜「とっても美味しいのに、なしって美味しさが無いみたいだから・・・」
心桜「なるほど、美夜っちは何かある?」
美夜「あたしは、ゲームの名前で『ああああ』かな」
笹夜「美夜・・・」
心桜「ああああ! にならないように、プログラムで予め規定の名前をセットしておくべきだよね」
笹夜「心桜さんは、何かあるかしら?」
心桜「ゴミムシっ!」
七夏「ひゃっ☆」
美夜「び、びっくりしたぁー」
心桜「ヒド過ぎない? ゴミだよ!? ゴミッ!」
衣夜「確かに可哀想です」
心桜「ま、救いなのは、ゴミムシって呼ばれている虫に、その自覚は無いと言う事かな?」
七夏「確かに、世の中には知らない方が幸せな事ってあるかな☆」
心桜「つっちゃー、ちょっと軸ブレしているような気もするけど、まあいいや。つっちゃーは? なんかある?」
七夏「えっと、メジロさん」
心桜「めじろ?」
笹夜「小鳥かしら?」
七夏「はい☆」
美夜「どおして、メジロなんですか?」
七夏「だって、目が白いだけで、それが名前になってるから。目だけじゃなくて他のとこ、もっと全体を見てほしいなって」
心桜「・・・・・」
笹夜「・・・・・」
美夜「ここ先輩?」
衣夜「笹夜先輩?」
七夏「みんなどしたの?」
心桜「え!? あーいやいや、目だけじゃなくて全体ね・・・あたしはそう見てるよ!」
笹夜「私も、心桜さんと同じです♪」
美夜「?」
衣夜「?」
心桜「笹夜先輩は、何かあります?」
笹夜「ピアノ・・・かしら?」
七夏「え!? どおして?」
笹夜「ピアノの名前って、正式名称の一部なのです」
衣夜「もしかして、ピアノフォルテですか?」
笹夜「ええ。でも、まだ短いです」
衣夜「まだ短い?」
笹夜「ピアノの正式名称は『クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ』です♪」
心桜「え!? めっちゃ長いじゃないですか!?」
笹夜「ピアノは、チェンバロという鍵盤楽器に、音の強弱が付けられる仕組みを加えた楽器という事です」
七夏「でも、真面目に考えられた名前になると思います」
笹夜「ええ。でも、私はその略し方をもっと正しく・・・衣夜ちゃんが話した『ピアノフォルテ』を名称として使った方が良いかなと思ったりします」
心桜「なるほどねー。でも笹夜先輩も『ピアノ』って呼んでませんか?」
笹夜「ええ。それは、一般的にそう呼ばれているからです」
七夏「なるほど☆」
美夜「長い名前と言えば、じゅげむじゅげむ・・・っていうやつ」
心桜「あー、じゅげむね! あれ長いよねー」
美夜「ここ先輩、長いって全部言えるのですか?」
心桜「勿論!『じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなのちょうきゅうめいのちょうすけ』だねっ!」
美夜「マジ・・・ですか?」
衣夜「すごい」
心桜「あの後、調べたんだよ」
笹夜「まあ!」
七夏「あの後って?」
心桜「つっちゃー覚えてないの?」
七夏「え!?」
心桜「翠碧色の虹:幕間二十四:お誕生日のお祝いで!」
心桜「http://slib.net/75168#chapter71」
七夏「あ、ここちゃーのお誕生日☆」
心桜「そうそう!」
美夜「ここ先輩のお誕生日に、どおして『じゅげむ』が出てきたんですか?」
衣夜「美夜ちゃん、きっとお誕生日の歌で名前が入るところ・・・」
心桜「さすが、里河さん!」
美夜「ハッピーバースデーディアーじゅげむじゅげむ・・・流れを止めるね」
笹夜「お名前は、フェルマータの箇所ですが、それでもじゅげむさんは入りきらないですね」
美夜「・・・にしても、最後の方ぽんぽこたぬきのぽんぽこぴーってふざけてる」
衣夜「美夜ちゃん、たぬきは入ってなかったと思うよ」
美夜「バレたか」
心桜「では、ここでふりだしに戻って---」
美夜「靴ザリガニですか?」
心桜「それは戻り過ぎ! 『ドンキのような物』の名前に関してです!」
衣夜「ドンキ・・・なんかそんな歌があったような・・・」
心桜「ドッドッド!ドンキー♪ドンキ、ドンキー♪ドンキのような物も有りそー♪」
笹夜「心桜さんっ!」
心桜「・・・すみません、ふざけ過ぎました」
七夏「えっと・・・どんき・・・」
美夜「・・・のような物だから、ドンキじゃない?」
衣夜「美夜ちゃん、どっちの意味なの?」
笹夜「鈍器って書きますから、刃物ではない道具かしら?」
心桜「はっ! もしかして、刃物ではない道具の総称が鈍器?」
笹夜「なのかしら? 結局、その物が見つからないから推測で例えている事になるのかしら?」
心桜「ああああ!」
美夜「ここ先輩!突然『適当な名前』ですか?」
心桜「そうじゃなくて、笹夜先輩! それを話されてしまったら・・・全くもってそのとおりなんですよ!」
衣夜「天美先輩・・・もしかして、最初から分かってて・・・」
心桜「終わった・・・って事で、今回の随筆は、笹夜先輩によって強制終了となります」
笹夜「す、すみません」
心桜「いえいえ! 誰かがストッパーにならないと、だらだらと続いてしまうから」
七夏「私、お茶とお菓子、持ってきます☆」
心桜「ありがと、つっちゃー」
心桜「んでは! つっちゃーが気を使ってくれる前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
美夜「あたしも、衣夜っちと頑張るよ! ね! 衣夜っち?」
衣夜「うん。私も頑張ります!」
心桜「原作者も、がんばれよ!」
随筆五 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆六:有言不実行に渇っ!
心桜「渇ーーーっ!」
七夏「ひゃっ☆ どしたの?」
心桜「いや、久々だからちょっと気合を入れてみようと」
笹夜「心桜さん、渇とは大きな声で叱ること、おどすことです」
心桜「え? そだっけ? ほら、よく和尚さんが渇専用棒で気合を入れてない?」
七夏「渇専用棒?」
笹夜「座禅中の僧の、心のゆるみを戒める時に肩を叩く警策(けいさく)のことかしら?」
心桜「あ、そんな名前なんだ」
美夜「渇ーーーっ! ここ先輩っ!」
心桜「おぅわぁっ!」
衣夜「み、美夜ちゃん!?」
美夜「安心せよ・・・峰打ちじゃ!」
心桜「いや、峰打ちの方が痛いと思うけど・・・」
美夜「あー、確かに空き缶とか角の方が痛いからね」
笹夜「美夜! 先輩に失礼な事をしてはなりません! すみません、心桜さん」
心桜「あ、いえいえ! このくらい全然構いません。むしろ楽しいし」
美夜「さっすが、ここ先輩!」
笹夜「もう・・・美夜ったら・・・」
心桜「でもさ、美夜っちそれ、孫の手でしょ!?」
美夜「そんな都合よく警策がある訳ないでしょ?」
心桜「はは・・・それもそっか」
衣夜「美夜ちゃん、孫の手はどこから持ってきたの?」
美夜「ん? そこに置いてあった」
笹夜「もう、勝手に持ってきて・・・すみません、七夏ちゃん」
七夏「くすっ☆ 孫の手は、ご自由にお使いくださいです☆」
美夜「ところで、ここ先輩。なんで気合を?」
心桜「ん? それは久々だから・・・って、あっ、そうか!」
美夜「そうですよ? 久々どころか、一昨日も皆で会ってますよ?」
心桜「それは、こっち側の都合で、あっち側は久々でしょ!?」
美夜「あっち側?」
衣夜「もう、何のことだか・・・」
笹夜「カメラが回っているという事ね♪」
心桜「そうそう! それで、これが、この度のテーマです!」
七夏「おたよりです☆」
美夜「なるほど!」
心桜「では、なるほど納得の美夜っち! 読んでみたまえ!」
美夜「はいはーい!」
笹夜「大丈夫かしら・・・」
衣夜「笹夜先輩、きっと大丈夫です♪」
美夜「では、読みます!『皆様、こんにちは。私は有言派(ゆうげんは)と申します。私には妹が居るのですけど、言うだけで、なかなか実行しない性格に困っています。例えば、先にお風呂に入ると話しておいて、なかなか入ってくれません。私がお風呂に入らないなら先に入るよと話すと、急に入るから待ってと話してきます。こういう事が結構あって、予定通りに事が進みません。なんとか改善できないでしょうか?』・・・これは、困ったちゃんだねー」
笹夜「まあ! 美夜と同じね・・・」
心桜「え!? って事は、有言派って、笹夜先輩ですか!?」
笹夜「いいえ。私ではないです」
心桜「・・・って、事は、美夜っちを正せば、解決になると」
美夜「えー? あたしは、お風呂に入るって言ったら入るよ?」
笹夜「でも、すぐに入ってくれないから・・・」
美夜「それは、先に済ませたいことがあるからで・・・」
笹夜「では、その間に私が入るのは、どおしてダメなのかしら?」
美夜「お姉ちゃん、お風呂長いもん!」
笹夜「そ、それは、体を丁寧に洗いたいし、髪も長いし・・・」
心桜「まあまあ、お二人とも、ここで言い争いしないでさ、美夜っちが先にお風呂に入りたい理由は分かるけど、先に済ませたいことって、後回しには出来ないの?」
美夜「行いたい事によるかな・・・先に行いたいことが長引きそうなら、その時は、お姉ちゃんに譲ってるよ」
七夏「くすっ☆ 美夜ちゃんも、ちゃんと考えてるみたいですから、笹夜先輩☆」
笹夜「何かしら?」
七夏「えっと、時々なら我侭も許してあげるといいなって☆」
笹夜「・・・そうね・・・私だけならまだいいのですけど、両親まで影響を受ける事がありますから・・・」
衣夜「もしかして、美夜ちゃんがお風呂になかなか入らないのって、私も原因になっている?」
美夜「いや、それは大丈夫! 衣夜っちに迷惑は掛けてない!」
心桜「では、有言派さんの妹さんはどうすれば・・・衣夜っち!」
美夜「はーい! 黙って素早く先に入る!」
笹夜「それ、私が行なうと美夜、怒るでしょ?」
心桜「はは・・・」
美夜「お姉ちゃんは、素早くないもん! 有言派さんの妹さんも、何か先に行いたいことがあるから、なかなか入れないんだよ。だったら、お姉ちゃんは、妹の行いたいことが完了するまでに悟られないように、お風呂に入って出てしまえばいいって事!」
笹夜「どっちに話しているのかしら?」
美夜「両方!」
衣夜「美夜ちゃん・・・」
心桜「気付かれないように・・・か・・・」
七夏「? どしたの? ここちゃー?」
心桜「笹夜先輩! ステルスモードですよ!」
笹夜「え!?」
心桜「特技じゃないですか? ステルスモード!」
笹夜「特技ではないです! 話に入るタイミングが難しかっただけです!」
心桜「とにかく、これは実践あるのみ!」
笹夜「どおしてこんな事に・・・」
美夜「ま、お姉ちゃんのお風呂が、素早くなってくれるなら、先でも後でも構わないけどね!」
心桜「でもさ、黙って先にお風呂に入るって実は・・・」
笹夜「?」
美夜「実は?」
心桜「不言実行! つまり、格好良いって事!」
笹夜「まあ!」
美夜「この場合、ちょっと卑怯な気がする」
心桜「いや、これも作戦ですよ!」
七夏「くすっ☆」
衣夜「これって、有言派さんへの答えになっているのでしょうか?」
心桜「里河さん、それは、有言派さんにも試してもらうしかないでしょう!」
美夜「ひとつの方法って事ですね!」
心桜「そうです! さすが、当事者が言うと説得力がありますなぁー」
美夜「当事者ではないです!」
七夏「笹夜先輩☆ 頑張ってくださいです☆」
笹夜「・・・ええ・・・」
心桜「ではでは! つっちゃーも頑張っている前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
七夏「有言派さん、おたより、ありがとうございました☆」
衣夜「私も、なるべく早くお風呂を済ませられるように意識します」
心桜「おや? 里河さんは長風呂派ですか?」
衣夜「少し長いでしょうか? ・・・すみません」
心桜「いやいや、謝らなくてもいいですって!」
七夏「のんびりと湯船に浸かるのもいいと思います☆」
笹夜「ええ♪ 私もゆっくりと体を温めたいかしら♪」
美夜「お姉ちゃんに短風呂は無理かな・・・」
心桜「はは・・・」
随筆六 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆七:結論から話そう!
心桜「あぁー! イライラするっ!」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「テレビ! テレビが引っ張るから!」
笹夜「心桜さん、言葉が不自然です」
美夜「ここ先輩、引っ張ってなかなか答えを言わないからですか?」
心桜「そう、美夜っち! まさにそれ!」
衣夜「伝わってる!?」
笹夜「テレビ番組の進行の事かしら?」
心桜「そうです! 非効率この上無いと思いませんか?」
笹夜「視聴維持させるために、敢えて、そのような進行を行っているのだと思います」
心桜「それは、分かるんですけど・・・」
美夜「逆効果かも?」
心桜「つっちゃーの家のテレビだから、チャンネル勝手に変えれないでしょ?」
七夏「ここちゃー、チャンネル変えてもいいよ☆」
心桜「いや、そうじゃなくて、あたし以外、誰もテレビ見てなかったらチャンネル変えるけど、他の人が見てたら、身勝手な事出来ないでしょ?」
美夜「チャンネル変えていい? ・・・って聞けばいいのでは?」
心桜「1回くらいならありかも知れないけど、何度もってなると、周りがイラッ! ・・・とするでしょ?」
美夜「確かに・・・」
七夏「ここちゃー。それで、チャンネルが変えれなくてイライラしたの?」
心桜「そうじゃない! さっさと結論を言わないから!」
笹夜「結論を先に話してしまうと、他のチャンネルに変更されるからかしら?」
心桜「里河さん! 効率良く、お片付けする方法とは?」
衣夜「え!?」
心桜「・・・って言う番組の構成が、効率良くない!」
衣夜「ええ!?」
美夜「ここ先輩、突然衣夜っちに問いかけるから、びっくりしてるよ?」
心桜「はは・・・」
衣夜「あのー」
心桜「ん?」
衣夜「番組自体を飽きさせず、最後まで楽しめる工夫がされていれば良いのでしょうか?」
心桜「そうなんだけどさ、それって簡単な事ではないよ?」
七夏「お料理の番組は、あまり効率的だと、私、付いてゆけません」
心桜「そこは、付いてゆけるように頑張る!」
七夏「うぅ・・・」
笹夜「効率具合も色々とありそうです」
衣夜「クイズ形式にして楽しむ方法も見られます」
心桜「里河さん・・・」
衣夜「は、はい!」
心桜「それ・・・もっと腹立つヤツじゃー!!!」
衣夜「ひぃっ! す、すみませんっ!」
七夏「ここちゃー! もう・・・衣夜ちゃん、ごめんなさいです」
衣夜「いえ、ちょっと驚いただけで、大丈夫です」
笹夜「心桜さん、どおしてクイズ形式がダメなのかしら?」
心桜「だってさ、クイズ番組でもないのに、勝手にクイズ始めてんじゃねーよ! ・・・って思わないですか?」
笹夜「まあ!」
美夜「言われてみると、そんな気がしてくる」
心桜「5分で済むような内容を1時間も引っ張られたら、それこそ時間の無駄! 残りの55分を別の事に費やすべきだよ」
七夏「あまり過密過ぎると、疲れます」
心桜「つっちゃー、残り時間を自由に使えばいいんだよ?」
七夏「え!?」
心桜「さっさと結論話してくれれば、残りの55分、小説読めるでしょ?」
七夏「小説・・・そっか♪」
笹夜「七夏ちゃん・・・丸め込まれたのかしら?」
美夜「気になるような事を残して、CMに入るのが腹立つのは、分かります」
心桜「引っ張り常套手段だけど、1回くらいなら、許容するよ」
美夜「2回も引っ張る事ってありますか?」
心桜「あるよ・・・1回引っ張ってCMに入って、ようやく再開したかと思ったら、ここからの放送は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします・・・ってなって、さらにCMに入るパターン・・・今さっきのがまさにそれ!」
美夜「?マークで、答えの映像を隠してるのも、怒りステータス上昇要素ですか?」
心桜「上昇要素だねー。さっさとその?マークをどけろ!」
美夜「やっぱり・・・」
心桜「いや、なんかねー、テレビに時々?マークが出て、映像を隠すんです・・・これってテレビの故障ですか? ・・・って苦情入れたろかっ!」
笹夜「心桜さん・・・」
美夜「テレビの製造メーカーは、とんだとばっちりですね」
心桜「まあ、冗談はさておき、テレビ番組にはホント、視聴者を楽しませる内容を希望します」
衣夜「確かに、娯楽であるはずのテレビが、ストレスを生むのは考え物ですね」
心桜「だから、2画面表示機能のあるテレビがほしい!」
笹夜「心桜さん、2画面で足りるのかしら?」
心桜「足りない・・・と申されますと?」
笹夜「ふたつの番組が両方ともCMに入る事は考えられないかしら?」
心桜「あ、そういう事ですか。いえ、片方はゲーム画面を映すから、大丈夫です!」
笹夜「ゲームなら、確かにCMの時間を有効に使えそうですね♪」
心桜「ホントは4画面くらいあると良いのですけど、そんなテレビ無いでしょ?」
美夜「4画面って、株やってる人みたいだね!」
心桜「あー、4画面あると、1画面は常に株式の・・・って、おいっ!」
美夜「乗っかってくださって、ありがとうございます!」
七夏「ふたりは漫才師さんみたいです☆」
笹夜「ええ♪」
美夜「漫才か・・・なんかコンビ名とか決めますか?」
心桜「ココナッツみたいな?」
美夜「コンビーナとか?」
心桜「まんまじゃん!」
七夏「くすっ☆ おふたりなら、売れるかもです☆」
心桜「つっちゃー甘い!」
七夏「え!?」
心桜「あたしは、別に売れたくは無いんだよ」
美夜「あたしも、ここ先輩と同じくです!」
七夏「え!? どおして?」
心桜「だって、売れると漫才しなくなるでしょ?」
美夜「そういう漫才師を何人か見てるから」
心桜「そうそう、だから特に好きな漫才師には、あまり売れてほしくなかったりするんだよね」
美夜「漫才師って、最終的にタレントやMC目指してるんだったら漫才師ではなく、タレントを名乗るべき」
七夏「そう・・・なのかな?」
笹夜「え!? 七夏ちゃん? わ、私に訊かれても・・・」
衣夜「えぇ? 笹夜先輩!? わ、私も分かりません・・・」
心桜「あっちはあっちで・・・」
美夜「コントみたいになってますね・・・」
心桜「コントリオと命名しよう!」
美夜「まんまですね・・・」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
美夜「・・・で、結局、さっきの引っ張った答えはなんだったの?」
心桜「ん? ぬうぉあ!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「心桜さん、まさか・・・」
心桜「熱く語ってたら、答え見逃したぁー!」
衣夜「天美先輩、赤です!」
心桜「里河さん? 赤って?」
衣夜「え!? ですから、赤い色の鳥が答え・・・です」
心桜「な、なんと! 里河さんにココロノスキマを埋めてもらえるとは!」
心桜「ありがとうございます!」
衣夜「い、いえいえ」
七夏「くすっ☆」
心桜「さすが里河さん! 隙が無い!」
衣夜「一応・・・答え知ってましたので・・・」
心桜「なんと! 早く話してほしかった・・・」
衣夜「す、すみません! クイズの答えは知ってても言わない方が良いと思ってましたので」
美夜「衣夜っちさ、ここ先輩の場合は、話してあげた方が良いパターンだよ?」
衣夜「うぅ・・・が、頑張ります!」
心桜「ははは・・・では! つっちゃーも頑張っている前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
心桜「ま、今回は里河さんのおかげでスッキリできたよ♪」
七夏「良かったね☆ ここちゃー☆」
美夜「で、コンビーナは採用ですか?」
心桜「ん? 5人揃って、コントリオ・コンビーナ! 不採用!」
美夜「あれま・・・」
笹夜&衣夜「(不採用でよかった・・・)」
七夏「???」
随筆七 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
随筆八:無くなれ!迷惑メール!
美夜「あ、メールだ・・・あぁー! 鬱陶しいっ!」
衣夜「どうしたの? 美夜ちゃん?」
美夜「こういうの、なんで無くならないんだろ?」
心桜「迷惑メール?」
美夜「そうです。ホント迷惑っ!」
心桜「迷惑メール対策は?」
美夜「勿論、設定してるけど、あまり効果ないって感じです」
心桜「まあ、送る側も、あの手この手で迷惑メール対策をすり抜けてくるし・・・」
美夜「その労力を別の事に使えばいいのにね!」
心桜「別の事を、思い付けないんじゃないの?」
美夜「思い付けよ! 大脳あんだろ!」
心桜「いや、あたしに言われても・・・」
笹夜「美夜、大脳は多くの生き物にあります」
美夜「お姉ちゃん、そういう事じゃなくて、大きな脳があるんだから、迷惑にならない事を考えてって事!」
笹夜「確かに、迷惑にならないように心掛ける事は、大切です」
衣夜「効果的な対策って無いのでしょうか?」
心桜「ドメイン指定受信なら効果的だと思う」
美夜「でも、それは管理が面倒だし、いちいち必要なドメインを追加するのも大変です」
心桜「笹夜先輩は、何か対策を行ってますか?」
笹夜「残念・・・」
心桜「何も行っていない・・・と・・・」
笹夜「いえ、『残念』をNGワードにしておくと、結構弾けるかしら?」
衣夜「あ、確かに『残念ながら』が本文に入っている迷惑メールって多い気がします」
心桜「あー、そういう事ですか・・・」
美夜「なーにが『残念ながら~』だよ・・・送ってくるお前の行いが残念なんだよ!」
心桜「しかも、やたら文章が横柄で、ふてぶてしさ全開な所も腹立つ!」
笹夜「他にも『一時的に』とか『制限』とかも効果的かしら?」
衣夜「でも、あまり沢山設定すると、必要なメールも弾かれてしまいます」
笹夜「ええ。受信拒否ではなく、フォルダー分けを行なう必要があります」
心桜「NGワードも、設定数が増えれば面倒になってくるよね・・・」
美夜「今さっき来た迷惑メールなんかさ、あたしの端末にアクセスして連絡先を把握したんだって! 凄いね~」
心桜「ん? 美夜っち、随分余裕だね」
美夜「だって、連絡先把握してるのに、その証拠となる情報が、このメールには無いんだよ? つまりハッタリ確定!」
衣夜「確かに、迷惑メールは具体的な情報が無いですね」
美夜「具無しメールと名付けよう!」
心桜「はは・・・ま、迷惑メールでこれだけ楽しめたら許せるんじゃ?」
美夜「許せ・・・んなーあぁーい! 許せんっ! 絶ー対許せんっ!!」
心桜「やっぱり・・・」
笹夜「こういう迷惑メールは、機械的で不特定多数に一斉送信されているでしょうから、プロバイダーさんの方で検出して、的確に弾いて頂ければ、助かりますね」
心桜「金取ればいいんじゃね?」
美夜「それだと、メール送信するたびに、こっちも負担になるよ・・・」
心桜「じゃあ、1日あたりの送信数に上限を設けるとか? 例えば、1日あたりメール送信数100件を超えたら、追加料金が発生し、以降、送信数が増えるにつれ、追加料金が爆発的に増えるシステム! 送信側が大赤字になれば、送信する気も無くなるでしょ?」
美夜「なるほど・・・だけど、無料メールのアカウントが簡単に作れるから、複数アカウントを取得されると効果無いかも・・・」
笹夜「やはり、全く同じ文章で宛先だけ異なるメールが短時間に大量に送信される事を、プロバイダーさんに検出してもらうしか無さそうです」
心桜「同じ文章を大量の宛先に・・・は、企業さんのメールも引っ掛かるのでは?」
笹夜「企業さんから送信されるメールは、プロバイダーさんと契約すれば、引っ掛からなくなるかも知れません」
美夜「結局、迷惑なメールを送るヤツが居るから、余計な事が増えて困るんだよ」
衣夜「迷惑メールに騙されてしまう人が居るから、無くならないのだと思います」
笹夜「私達が自身で気をつけるしか無さそうね」
心桜「なんかこう、スパッ!っと解決できる方法ってないのかな?」
美夜「・・・・・」
衣夜「・・・・・」
笹夜「・・・・・」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「お待たせです☆ かき氷、持ってきました☆」
心桜「おっ! つっちゃーお疲れ! いつもありがと!」
衣夜「水風先輩、お疲れ様です♪」
七夏「みんな黙り込んでたみたいだけど、どうしたの?」
美夜「水風先輩は、どんな迷惑メール対策を行ってますか?」
七夏「え? 迷惑メール?」
笹夜「美夜、突然過ぎです。七夏ちゃん、今、皆で迷惑メールについて、お話ししていたのです♪」
七夏「そうなのですね☆」
心桜「つっちゃーは、何も迷惑メール対策を行って無さそうだけど・・・」
七夏「えっと、メールの本文に、自分の名前が有るかどうかで振り分けています☆」
笹夜「まあ!」
美夜「なんと!」
衣夜「なるほど!」
心桜「はは・・・意外と手堅い対策を行ってたんだ・・・」
七夏「柚樹さんに教えてもらいました♪」
心桜「あー、お兄さんにね・・・なるほど! 繋がったよ」
笹夜「さすが、時崎さん♪」
美夜「(時崎さん・・・お姉ちゃんが一目置くだけの事はあるって事か・・・)
衣夜「美夜ちゃん、どうしたの?」
美夜「それ、頂きます!」
七夏「はい☆ どうぞです☆」
美夜「いや、水風先輩、かき氷の事ではなくて・・・」
七夏「???」
美夜「いや、かき氷も頂きます!!」
七夏「くすっ☆」
心桜「ではでは、 つっちゃーが頑張っている前作『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
美夜「早速、自分の名前を振り分け条件に設定しとこっと♪」
七夏「お名前は、苗字、名前、あだ名、呼び名等を、それぞれ、ひらがな、カタカナ、英文字で登録すれば良いと思います☆」
美夜「あ、そう考えると、振り分け条件って、結構沢山になりますね」
七夏「一度設定すれば、ずっと使えます☆」
心桜「ん? 笹夜先輩、どうかされました?」
笹夜「迷惑メールが無くなってくれますように・・・お祈りを・・・」
美夜「あ、メール・・・あぁー! またさっきと同じ迷惑メール! 鬱陶しいっ!」
心桜「はは・・・笹夜先輩が、お祈りしてもダメって事か・・・」
衣夜「私もお祈りします!」
心桜「いやいや、里河さん、そういう事ではないと思いますよ・・・」
随筆八 完
------------
随筆をお読みくださり、ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます!
翠碧色の虹・彩 随筆