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渡逢 遥

生き方と死に方を

いつも交互に考えている

自転車を押して歩くじぶんの影が

じぶんじゃないような気がするから

あらゆる光源を平等に憎んで

平等に愛したい

生かし方と生かせ方と

殺し方と殺され方が

ひとり歩きしないように

自転車から時々

降りて 押さないと

............

桜と太陽とわたしが

整列する

あしたはわたしが

太陽になるかもしれないから

きょうの太陽が死ぬところを

弔わなきゃ

あしたはわたしが

桜になるかもしれないから

目を合わせて

話さなきゃ

いけない な

自転車を漕ぎつづけるのは

疲れてあたりまえだろう

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-03-25

Copyrighted
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