世界を壊して
息をしていたら勝手におとなになるわけじゃない
きょうもきょうとて空気が不味い
傷つき傷つけあうそのかたちにくれてやる名前はない
じぶんの脚も見られない奴等にひとを生かす資格などない
宇宙に行ったことがないから地球の形状が日々変わる
遠回りしたことのない奴に詩など理解できない
頭がどれだけ悪くなってもじぶんを好きでいたい
死にたいじぶんを受け入れなくても死ぬときは笑いたい
じぶんの名前が思いだせなくなってもきみの名前を叫びつづけたい
絶対逢える保証はないけど
生きてる限りはわすれはしない
世界を壊して