桜、降る

水色の空をそっとなぞっていたら
この空気を愛しく感じた

突然の始まりを今 私に告げよう
不確かな世界の中に確かな希望がある

桜、降る
静かなる序章が刻まれる
新しい匂いが私を鮮明に染める
夢の膜に誰よりも早く触れよう
覚悟はできた 己をいざ磨こう

さぁ 名もなき道へ

桜、降る

桜、降る

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-03-18

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