僕の頭上を未来が走る

はこねこ

僕は走る

僕の頭上 スレスレを未来が走る

僕と未来は 交わらない
並走するだけだ

止まることのない未来に
僕は すがって走る


未来はぐんぐんスピードを上げている

僕はだんだん追いつけなくなる

僕が疲れ果てて立ち止まっても
未来は おそらく止まらない
そのまま 走り去り
小さな点になって 遠く輝くのだろう

そして僕は
その輝く点を眺めて
僕をずっと待っていてくれた「 今 」に
気づくのだ

僕の頭上を未来が走る

僕の頭上を未来が走る

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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