孤立

磨りガラスの向こうで何かが喚いているのが聞こえる。

世界を柔らかくしないと私の身体は破裂してしまうので、柔らかくなるまでここに閉じこもるしかない。

もし割ってくれる人が現れるとしても、その破片で私は死ぬだけだ。

孤立

孤立

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-03-12

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