馬鹿野郎め。
君の死は 君のものじゃない
君の死は 君に関わる全てのものだ
君にとっての時間は 一瞬なんだろうけど
僕にとっての時間は 反吐が出るほど途方もなく長いよ
「やべっ、寝すごした」
とか
「寝落ちしちまった」
なんて
どうせその程度でいるんだろう
馬鹿野郎め。
僕の未練は 僕のものだ
僕の未練は 僕みたいなのをつくりたくないだけ
君の日常は あっという間なんだろうけど
僕の日常は 白夜の毎日が延々続いているよ
「出会えてよかった」
とか
「ずっと一緒にいたい」
なんて
どうせポロッと零したんだろう
大馬鹿野郎め。
馬鹿野郎め。