詩
わたしになれないことが 苦痛だった
詩をかけばかくほど 詩をかいている感覚が薄らいで
詩にかかされている感覚に かわっていった
喉の奥に飼っていた同姓同名の別人たちが 方々に朋輩をつくった
放さないで 飼い殺したらよかったのだろうか
わたしになれないことが 苦痛だった
わたしはただ ひとつの詩になりたかった
詩
わたしになれないことが 苦痛だった
詩をかけばかくほど 詩をかいている感覚が薄らいで
詩にかかされている感覚に かわっていった
喉の奥に飼っていた同姓同名の別人たちが 方々に朋輩をつくった
放さないで 飼い殺したらよかったのだろうか
わたしになれないことが 苦痛だった
わたしはただ ひとつの詩になりたかった
詩