破裂の空
とりあえず、相談してみることを、繰り返す。どこかで聞いたことあるようなフレーズで、わたしは叫んでいる。空裂く劣色は、濃淡だ。ただたのしかった頃のオーヴォエが、わたしを切り裂く宝物になる。ひかりの無限反射のなかで。きみの視線、手の届かない空想よりも深々と。そらよりも蒼く、うみよりも色濃く、ぼくたちは間違える。いびつさを放てずに。なにが雷鳴に似ていくのかを、眼で追い切れるはずもなく。みずは溢れかえる。やがて私に還ることばの群れは、流星だ。
破裂の空
とりあえず、相談してみることを、繰り返す。どこかで聞いたことあるようなフレーズで、わたしは叫んでいる。空裂く劣色は、濃淡だ。ただたのしかった頃のオーヴォエが、わたしを切り裂く宝物になる。ひかりの無限反射のなかで。きみの視線、手の届かない空想よりも深々と。そらよりも蒼く、うみよりも色濃く、ぼくたちは間違える。いびつさを放てずに。なにが雷鳴に似ていくのかを、眼で追い切れるはずもなく。みずは溢れかえる。やがて私に還ることばの群れは、流星だ。
破裂の空