Adios

Adios





       
涙を存在にしないで


わたしはきっと願うだろう

地下道を疾走するあなたが

一抹の詩情を帯びることを

理由は暁の薄命でいい

結論は黒鷲の嫉妬でいい



Adiosを叫ぶなら

港の希望が終息してから

わたしをはぐれたあなたが

他をも迷わないように

その先を生きる為に
    

Adios

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

Adios

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-03-03

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