故郷(サト)帰り
何十年振りだろう
老いて立つ駅舎
秋風がそっとほほをよぎる
誘われるように
海沿いの道
行き交うひとに
見知った人はなく
コンクリートの護岸に
幼いころの想い出はなく
ただ
戻る場所を失った
寂しさと
不安が
僕の心をしめつける
故郷(サト)帰り
何十年振りだろう
老いて立つ駅舎
秋風がそっとほほをよぎる
誘われるように
海沿いの道
行き交うひとに
見知った人はなく
コンクリートの護岸に
幼いころの想い出はなく
ただ
戻る場所を失った
寂しさと
不安が
僕の心をしめつける
故郷(サト)帰り