ka

久しぶりに見返した写真
あの頃の幸せは二度とは手に出来ない
返る確証の無い一枚手紙
一体何故僕は君を好きになったのだろう
誰よりも深く愛すことの意味は
僕がよく分かっていたつもりだった

君だけの側にいた世界
あの時の温もりが今も忘れられない
未だに既読が付かないLINE
一体何故君は僕を嫌いになったのだろう
誰よりも来るものを拒んだ理由は
僕がよく分かっていたはずだった

苦しい心臓を
君が優しく抱きしめてくれた
自らへの殺意を
君らは優しく口付けてくれた

この世で君を一番知っていると思ってた
今じゃこの世で君を一番知らないさ

たまに夢に出てくる君はいつも僕を睨んでる
いつになったら
じゃあ

ka

ka

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-27

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