レジスターの詩

ひとが1人死んだって、機械が教えてくれるけれど、そんなことは、僕には全然関係ないし、だって僕は生きてるんだから、むしろ僕の方を慰めてほしいよな。

分からないままでいると、ネオンカラーの仏様が、お前が、お前が、って責め立ててくるから、僕はやっぱり狼狽してしまう。

焦れば焦るほど嘘くさく見えてしまって、ずぶずふに落ちていくだけ。だって僕は被害者じゃないのかよ。

間違って人を殺したときだけは、許されてもバチは当たらないと思うけど。

レジスターの詩

レジスターの詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-23

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