多久さんの事件簿【アムロ】55

西川詩乃

多久さんの事件簿【アムロ】55
アムロちゃんというのは、デビュー当初は小汚いから許された。しかしドラッグの摂りすぎでなくなってしまう。それは世間へは公表されない。
すぐに何人かのアムロが用意された。
しかし、その中に本物が現れる。顔も可愛いし、ダンスもすごくうまい。
でも、アムロは拒食症で、脱ぐと小汚かった。体が黒ずんでいるが、それも治せない。ダンスがうまいのは、美容の時間をけずって、ダンス練をするせいだ。
神は話しかけた。
「お前、その黒ずみでライブできんの?」
「うん、大丈夫。こんなとこ、脱がなきゃバレないから。」
「へー、そう。お前は守られているもんな。」
アムロは笑った。
アムロは芸能人の自分にラリッてしまい、顔を切った。でも翌日には綺麗になっていた。
アムロは綺麗になるためにどんどん体を切るようになる。
そして、死んでしまった。
死んでもキレイになりたいと、綺麗になる人がいる。
そして、ついに本当にもう生き返れなくなる。
人間のようではない美しさを手に入れても、手に入る男は下品な男だけである。
そういう女霊がよく私の風呂をのぞきにくる。
風呂まで完璧に綺麗な姿は見せられない。体と心を洗うための場所だからだ。

狂った女はガキと付き合った。そして、フェラをした。
「なんでこんな事すんの!」
ガキは泣いた。
女はとまどった。でも、女優になりたい女には、運命の試練だった。
本物の女優なら乗り切れた。
しかし、女はそれを悔み、死んでしまう。
泣いたガキは、本当はそれが大好きだった。
風俗通いが止まらなくなる。
その男こそが、くまがいけんたである。

生まれ変わった女はアムロになった。でも、まだ足りなかった。
やっぱり、アムロは、体を切って死んでしまう。

多久さんの事件簿【アムロ】55

多久さんの事件簿【アムロ】55

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • 成人向け
  • 強い性的表現
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