不可逆に浸る
芳烈な汝の体躯の馨が
俺の頭を欺くらかして
抗う意識を根刮ぎ奪う
改竄された過去に
現在を改竄され
来る朝にせせら笑われているかの如く
流れる何時かの哀悼歌と
貪り合ったあの刹那...
瑞瑞しい茎と花とが
水靄の裡に姿を潜め
嘗ての青春を濡らさば
軈て土壌は脆くなるらむ...
不可逆に浸る
芳烈な汝の体躯の馨が
俺の頭を欺くらかして
抗う意識を根刮ぎ奪う
改竄された過去に
現在を改竄され
来る朝にせせら笑われているかの如く
流れる何時かの哀悼歌と
貪り合ったあの刹那...
瑞瑞しい茎と花とが
水靄の裡に姿を潜め
嘗ての青春を濡らさば
軈て土壌は脆くなるらむ...
不可逆に浸る