ゆうがたの鐘

ゆうがたの○○公園に

あのことふたり ここにいる

あのことふたり ここにいる...

ブランコがわたしを受け入れて

ぐうっと 首を のけぞらす

するとそこはもう

わたしのしっている○○公園ではなくなる

ここはわたしがたまにしかこない

たまにしかこれない ✕✕公園

ひっくりかえった あのことわたし

わたしがいまのっているのは

何...?

それともいまわたしにのっているのは

誰...?

太陽は東から西に沈むって

学校で教わったのに

逆だよ 先生...

ぽうっと頬が紅くなる

(ブランコに頬なんてあったかしら?)

茜色の水平線はきれいだけれど

ゆうがたの鐘はいつもおんなじ...

ゆうがたの鐘

ゆうがたの鐘

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-19

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