警告のフロー

警告のフロー


   

      
「亡命のシチュエーションこそを命がけで選ぶために」



脱いだバレエシューズが

静かな

仕草で

ひとを

知る

影に淫して

影に飲まれて

またしても

いつかの夜の稜線へ

やがて

音が尽きる

わたしが尽きる

そんな

因子を

投げるように

無言劇

あなたを

やがて灯す

紅い部屋
      

警告のフロー

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

警告のフロー

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-19

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