帰郷
耳鼻科を左に曲がって公園への道
記念碑みたいな駄菓子屋のまえでシャボン玉をふいた
コンクリートの表面とか、塗装が剥げた手すりとか
人影のない窓を飽きもせず見ていた
この町の形なんて知らなかった
たずねるようにあるく古里の
忘れてしまった小路のさきに
シロヤシロが十指をひろげて立っていた
帰郷
140字のやつです
耳鼻科を左に曲がって公園への道
記念碑みたいな駄菓子屋のまえでシャボン玉をふいた
コンクリートの表面とか、塗装が剥げた手すりとか
人影のない窓を飽きもせず見ていた
この町の形なんて知らなかった
たずねるようにあるく古里の
忘れてしまった小路のさきに
シロヤシロが十指をひろげて立っていた
帰郷
140字のやつです