【超短編小説】青空

六井 象

 予報では雨だったが、見上げれば一面の青空。そして真ん中にまっすぐ飛行機雲。と思ったらそれはファスナー。どうやらこれ、青空の着ぐるみらしい。今日は近くの小学校で運動会があるから、保護者か先生たちで用意したんだろうな。でもファスナーがこっちにあるんじゃ、背中向けてることになっちゃうぞ。まぁ、いいか。コインランドリーに行く予定だった時間とお金をランチに回すことにして、私はゆっくりと洗濯物を干し始める。

【超短編小説】青空

【超短編小説】青空

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
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