月の朝
そのとき私は朝を忘れた。
目が覚めた
外の明かりで。
時計の針は4という数字を過ぎたばかり。
カーテンに手を伸ばす。
窓の外には十六夜。
秋の夜長を照らす冷たい光。
引き込まれそうなぐらいに丸い月。
思わず窓を開け身を乗り出した。
冷たい空気に包まれる。
確かに目は覚めている。
でも...
意識が薄れていく。
少しずつ。
私の明けない夜が始まった。
月の朝
そのとき私は朝を忘れた。
目が覚めた
外の明かりで。
時計の針は4という数字を過ぎたばかり。
カーテンに手を伸ばす。
窓の外には十六夜。
秋の夜長を照らす冷たい光。
引き込まれそうなぐらいに丸い月。
思わず窓を開け身を乗り出した。
冷たい空気に包まれる。
確かに目は覚めている。
でも...
意識が薄れていく。
少しずつ。
私の明けない夜が始まった。
月の朝