月の朝

そのとき私は朝を忘れた。

目が覚めた
外の明かりで。
時計の針は4という数字を過ぎたばかり。
カーテンに手を伸ばす。
窓の外には十六夜。
秋の夜長を照らす冷たい光。
引き込まれそうなぐらいに丸い月。
思わず窓を開け身を乗り出した。
冷たい空気に包まれる。
確かに目は覚めている。
でも...
意識が薄れていく。
少しずつ。
私の明けない夜が始まった。

月の朝

月の朝

教室で書いたものです。朝の静かな時間に一人の空間で生まれた文章です。相変わらず意味の理解できない文章です、解釈は貴方次第。今回もアドバイス等頂けたら嬉しいです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-01

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