交差点

通学路に差し掛かる

笑い声の中に思い出す景色はいつも綺麗だ

走り回る校庭は世界の全てで

古びた机は時代の記念碑だった

忘れたわけでもないのにどこか夢のようで

失ったはずなのに今ここに存在するようで

また沈む また落ちる また繰り返す

踊る煙に私を重ねる

交差点

交差点

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-10

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