生きていく楽しみ

マチミサキ

なにかあります?

いや
変な方向に行くと
ヤバいですからね。

なにも生を否定しているつもりでは
無いのです。

でも
本当に楽しみなんて何も無いな、って。

今夜はそんな感覚。

マジで最高!
生きてて良かった!

そんな事
あります?

そりゃ
わたくしも
過去に感じた事はありますよ

一回や二回くらいはね。

覚えているのは
某地方のなんら変わり映えもしない
ホテルで
近くのスーパーで買い込んだ
値引き品とはいえ
わりと高級君の
お刺身だのローストビーフだのを揃えて
大酒を飲んでいたとき。

後先なにも考えず
とにかく飲んだくれました。

お風呂も割りと広くて快適で。

風呂場で飲んで
ベッドで飲んで
床でのたうちまわりながらまた飲む

最高!

最高のきぶんだ!

満面の笑みで1人で
ただ飲んでいました。

・・・

どです?

これ
貴方の目から見て
幸福に見えます?

我ながら冷静に考えると
とても
幸せそうには見えないのですよね。

でも
そんな程度が
今の私には最高の多幸感を覚えるもの。

しかし
その逆に
不幸はとても書けないほど
洒落にならない事ばかりが
次から次へと
やってくる。

なんだ
この人生。

みな、
同じようなものだとはいうが

本当にそうなのかなって。

ただ
私が人生下手くそなだけなんじゃないかって。

道行く人の誰しもが
私より
マシな人生を送っているように見えてしまう。

自分でいうのも何ですが
わたし
人生かなりのハードモードで
それでも
逆境を打ち負かすべく
弱い人なら発狂しかねないくらい
頑張ってきたつもりですよ。

その結果がこれですか。

なんだよ
結局報われないのかなあ。

私のゴールとなる
私の理想

最高の幸福について
あらためて
突き詰めてみたい。


どういうのだろう。


基本の衣食住で考えてみますか。

その前に
さらに基本の基本として
とりあえず仕事はしたくない。


で、それなりに便利な場所にある
六畳二間くらいの小綺麗な平屋に住む

車が二台置けるくらいの庭と
多目的ガレージと小さな畑も欲しい。

で、飼っている訳でも無いのに
猫が毎日訪れる

各関係の友達がまるで
休憩場所のように
あけても2日くらいで
いつもいきなり
入れ替わり立ち代わりやってくる

なぜか
お土産も豊富。

食べきれないほど
持ってくるし
大量の野菜がいつの間にか
玄関においてあることもしばしば。


この友人関係に加え
その上

近所の子供達が
『お庭お借りしまーす!』
の一声だけで
やたらとやってくる

そんで
庭の四つ葉まみれのクローバーだの
バイクだのを見て
自分の事のように
連れてきた
新顔の子供に自慢している

ある夏の昼下がり
まったり縁側で寝ていると

少年少女入り交じり6人くらいだったかな

半泣きになりながら
犬に噛まれ
ほぼ死にかけの鶏を持ち込み

『助けてあげて!』

とか無茶を言ってくる。

・・・

なんだ
冷静に考えると
前の借家の事じゃないですか。

あそこの暮らしが
私の人生で一番幸福な時代になって
しまうのかなぁ。


まあ、あの家に住んでいたときも
仕事はしてましたけど。


それと
衣食住についての
衣の部分にかんしては
どうでもいい。


とりあえず
また
そこを目指してみるのが
一部良いのかなあ。

もう
あの平屋は無くなってしまいましたが。


とりあえず
生きている限りは
恥を晒し垂れ流しながら

馬鹿にされ
嗤われながらも

震える脚でも歩くしかない。

四つん這いでも良い。

誰も誉めなくても
認められなくても

少しづつでも

進むその先に

夢見た【その景色】が待っている気がする。

辿り着けると良いのだけど。

では
たぶん無理。

どうしても掴む。

何がなんでも。

くらい、でないとね。

生きていく楽しみ

生きていく楽しみ

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-02-10

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