じみーず!

クラスの中でも地味な存在な主人公。


友達とぶつかり、悩みながらも人として成長していくストーリー。


クラスの中心的組織、馬鹿集団に立ち向かう勇気がない主人公。


はたして、主人公は平穏で笑っていられる中学生活が送れるようになるのだろうか________。

この御浜中学2年4組には【じみーず】と呼ばれるグループがある。


女子4人グループ。


私、霜木 凪もその一員である。


ただ私達は【じみーず】だと自負している訳ではない、決して。


あいつらが、勝手に呼んでいるだけ。


「ぎゃははははははは!!!!!!!!マジでウケるんだけど!!!!!!!!」


教室内に響く爆音のような声。


365日寝不足である私にとっては頭痛が酷くなるので是非ともやめていただきたい。


今は休み時間なのでまだいいが、授業中でもうるさいのだからたまったもんじゃない。


中学2年。もう2学期に突入しており、現実的な私は高校の事を考えていた。


私には行きたい高校がある。


しかし、今のままの成績ではとても行けそうにない。いや、とてもは言い過ぎかも知れない。


ただし家でやる気が出る筈も無く、授業を集中して受けたいのだが案の定この爆音のような声のせいで教師の声が私の耳に届く筈も無く…。


別に休み時間や放課後に話せばいいものをわざわざ授業中に話す意味が分からない。


勉強がつまらないのはそうだが、義務なんだし。


行く高校によってはかなり人生も左右されるし、こんな人達に私の人生を狂わされたくない。


ただ、こいつら____馬鹿集団とでも言っておこう。


馬鹿集団はもちろん成績も悪く、私がかなり苦手としている数学の点数が奴らの最高得点、なんてこともありえる。


馬鹿集団の1番むかつくところは、『自分たちが上だと思っている』だ。


馬鹿集団はどこか私達じみーずをバカにしている。まあ馬鹿はあいつらだが。


この間来た転校生に私はすぐに声をかけた。


そしたら見事意気投合。


私含め、じみーず4人と親しくなった。


しばらくしてじみーずの1人、赤城 佐奈が聞いてしまったのだが、馬鹿集団が「なんで転校生あのグループ?ありえないんだけど」と言っていたそうだ。


なんだ、自分たちが偉いとでも言うのか。


確かに成績が全てではないのは百も承知。


私もそんなに良くはない。


が、あたかも私達が格下のように思っている言動は許せない。


はっきり言って運動神経や成績では負けないと思う。



ここまで愚痴を言ってきたが、ちょっとそれぞれのグループの紹介をしよう。


まずはじみーず。


私が、霜木 凪。テニス部ではっきり言って足は速い(ドヤっ


成績は順位的に中の上といったところか。


ニジオタである。芸能人には興味ない。もちろんアイドルにも。ただ椿(後述)がアイドル好きなのでわりと詳しい。



次に、さっきも出てきた赤城 佐奈。演劇部の2年学年代表で部長最有力候補。


運動神経、成績共に普通…かな?


K-POPが大好き。気さくで良い子だが、嫌いな人はとことん嫌い。



で、新島 椿。テニス部のエース様!


テニス以外の運動は普通…。種目によってはダメダメなものも…うん。成績は中の上くらいだが、私に対する反応的に私よりちょっと下らしい


アイドル好き。男女構わず可愛い、カッコいいのが好き。



あと、棚木 真希。演劇部。


運動も勉強もちょっと苦手だけど、すっごく面白くて盛り上げてくれる。


洋楽をこよなく愛している。



で、転校生も紹介しておくか。


観月 詩織。テニス部。


ニジオタで、私とすごく気があう。



はあ、あんまり話したくないが馬鹿集団。


こいつら…運動会の時だけ私にひっついておいて結局バイバイとかマジでありえな…あ、紹介だね、紹介。



中心人物であり、私が最も嫌いなメス、山城 茉奈。茶道部。


うるさい、うざい、馬鹿、アホ、イミフ、調子に乗ってる。



次に、池間 由紀。吹奏楽部。ユーフォ…なんとかって楽器?


うるさい、チビ(私が言える事ではないが)、馬鹿、無駄に人を褒める、馴れ馴れしい、調子に乗ってる。



で、森崎 理央。陸上部。


陸上では敵わないが水中なら絶対勝てる、馬鹿、絶対声作ってる、変態、レズ?…うえ。



あとー、新田 優香ってのがいるけどこの子はまだ良い方かな。


この4人の他に男子が3人いるけど…いいや。


とまあこんな感じである。

じみーず!

じみーず!

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-10-31

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