百年先の孤独

誰もいなくて良かった
ひとりで泣けるから
小さな頃に気づいた
涙は理由を聞かれるもの
まるで鬼ごっこみたいに
逃げて閉じこもった
暗い部屋で見るテレビは
最後にドラマがあるのに
どうして現実はうまくいかないの
あの人と呼んだ遠慮がちな声は
距離を急いで避けられたまま
出会いと別れを例えた星が
赤く光るとまた会いたくなる
この先もずっと変わらず
あの人の影に付いて行きたい
そう思うのは我がままですか
単純なくらい今を恥じるほど
誰もいなくて良かった
ひとりで笑えるから

百年先の孤独

百年先の孤独

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-04

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