銀河鉄道
白い星座の足跡を辿る
僕が選べる道はまだあって
理由を持つ前に繋いだ夢は
ひとりで見てるうちに長くなり
迷っても似たような看板を
夜空と名付けて旅を続けよう
死んだ星を回収しながら
走っているのを誰も知らずに
膝の皿で割れる光だけが
途切れた線路を照らそうとする
命を投げたものたちの末路に
帰る場所は無くなったのだと
最後はただのパスが欲しかった
両手で構えるカメラのように
角度を貰うと眩しくて
誰かが強く押したシャッターが
僕を離すまではもっと生きる
願いはいつか伝わるだろうか
無人駅へと向かう物語で
同乗者になる人と出会いたい
銀河鉄道