てがみ

花野 尋


空から手紙が堕ちてきて
それをつかもうと手を伸ばすのだけど
ぼくはすでに泣いていて
もしかしたらもう読んでしまっていたのか
読んだあとに手からほどけて、空にすいこまれてゆくのか


どっちなんだよ


わかんないけど


さっきからずっと


涙がとまらないんだ

てがみ

てがみ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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