貴方の横顔に、おはよう

貴方の横顔に、おはよう

 濃厚なキスをして、息が続かなくて口を離すと貴方は耳元で囁いた。
「抱いて良い?」
「うん…」
 握り合う手と手。
 何度も重ね合う唇。
 貴方の指が、唇が、舌が触れる所全てが熱くほてって行くのが分かった。
 今までの自分じゃなくなってしまう怖さがあった。
 けど、貴方を求めてる自分もそこにいた…。

 翌朝、目を開けると見知らむ天井と、貴方の無防備な寝顔が飛び込んできた。
 ん…、そっか昨日…。
 思い出し赤面しながらジーッと寝顔を見つめていると目を覚ました貴方と目が合った。
 口の端を持ち上げた貴方に「おはよう」と言われ「おはよう」と返す。
 でも何故かぎこちなかった。
 軽く額をくっつけ合い、笑むと貴方は起き上がった。

 今日も一日が始まる。

貴方の横顔に、おはよう

貴方の横顔に、おはよう

濃厚なキスをして、息が続かなくて口を離すと貴方は耳元で囁いた。 「抱いて良い?」 「うん…」 握り合う手と手。 何度も重ね合う唇…。※続きは本文へ。

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更新日
登録日
2020-01-18

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