水色

揺れろ 私の声で目を逸らせ

全て最初からやり直して

ただ一つだけの世界を作ろう

しめやかにコンクリートを染める雨の中

半径55センチの宇宙をもう一度二人で埋めよう

何も知らない君を見下ろす窓は

私の吐息で白く傷付く

それを拭うと滲みる痛みは

きっと気のせいなんだろう

水色

水色

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-18

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