冬の顔

冬の顔

    
    


      



とても

ずっと

哀しかった

人生という、びっくり玉手箱

何度も

ひっくり返され

転んで

散って




僕に

小さな世界から

風をくれて

風の出口をくれて

光の在り処と

光の注ぎ口を

毎日教えてくれた

間違いだらけの僕を

あなたは

ずっと信じて


   

冬の顔

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

冬の顔

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-17

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