誰のものにもなれない
深いかなしみが喉を支配する
膿で創られた噴水広場は
無機質な風で瘡蓋になる
わたしは有理数じゃない
はやくその括線をしまって
そんな眼でわたしをみないで
わたしたちはことばを憶えすぎた
ことばに温度をあたえるためにうまれてきたの?
沈黙の融点はいつだって37℃
泪は希釈すると嘘吐きになまえをかえる
もうじきビーカーは表面張力の限界を迎え
わたしのアスファルトを濡らしていくだろう
誰のものにもなれない
深いかなしみが喉を支配する
膿で創られた噴水広場は
無機質な風で瘡蓋になる
わたしは有理数じゃない
はやくその括線をしまって
そんな眼でわたしをみないで
わたしたちはことばを憶えすぎた
ことばに温度をあたえるためにうまれてきたの?
沈黙の融点はいつだって37℃
泪は希釈すると嘘吐きになまえをかえる
もうじきビーカーは表面張力の限界を迎え
わたしのアスファルトを濡らしていくだろう
誰のものにもなれない