Cracking

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交差点に置き忘れてきた魂。街を流れていくひとたち。隠れるように。見つからないように。魂は広場を見たのだろうか。虚空。キリコの絵。引き摺るもの。魂は気高さを選ぼうとしながら、飲み込む虚空を懸命に逃れようとしたのだろう。わたしもまたそうだった。やるせない流亡。今夜のアダージョは深く。


   

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作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-12

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