青春の公式

ミナト螢

どこかに欲しいものがある気がした
名前も答えも無記名のまま
テストに書いたら0点だった
夢や進路を決めなきゃならなくても
コンビニのレジには並べずにいて
どこにも欲しいものが無い気がした
UFOみたいなプリンを逆さまにすると
カラメルソースが上に来て
未来もこんな風に簡単に済めば
良いのにと思いながら
スプーンで掻き混ぜる現実は
どこかで欲しいものが消える気がした
それは全てを手に入れたからなのか
或いは全てを諦めたからなのか
もうぬいぐるみは増やさないでね
自分の代わりに歩かせた道で
指に太陽をはめようと
希望を書いたら100点だった

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
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