虫が死ぬように

ちひろ


溶けて薄くなりたい

偽物なんてだいっきらい

嘘つき、嘘つき

自分のものを表してよ

あなたがそうしたものは何も得ていない、何も無い勘違いの人生に、

きっとそのはずだと、そう思わないといられない。心の霞んだ私が、何を嘲笑われてもそれがありのままだから、

明日が来たら殺してください。

春の訪れに桜が散る、その時までに、私に命をもう一度下さい。

これが最後の願いなんですが、

虫が死んでまた産まれるように、そんな風にどうか約束して下さい。

虫が死ぬように

虫が死ぬように

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-01-08

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