一滴の液体

フッツ

コップの中の液体に別の液体が注がれると
印象も名称も一瞬で変わる。
さらに別の液体が足されれば
見たことのないものにさえなれる。
すでに何かがあるところに
新しいものが生まれてくるのなら、
僕らが起こす小さな変化には
どんな意味が残るのか。
コーヒーに落ちた一滴の白い液体が
底に沈んで溶け込んでしまっても、
特別な誰かなら気づいてくれる
そんな瞬間を待つだけなのか。

一滴の液体

一滴の液体

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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