おさげ髪/演歌歌詞シリーズ第三弾

夕闇せまる坂道で

新聞配る女の子

行き交う人に小さな声で

つくる笑顔の影かなし

貧しさゆえか幼なき胸に

沁みる世間のすきま風



通りすがりに会う君は

恥ずかしそうに眼を伏せて

一人寂しくとぼとぼと

闇に消えてく後ろ影

肩を落としたあの日の君の

揺れるお下げの愛しさよ



たどる小道に月日は流れ

君は何処かに嫁いで消えた

想い切れずに今もなお

心に残る面影を

忍ぶ切ない昔の恋が

涙を誘うよ夕暮れの駅



*あの子、今幸せに暮らしてるのかなあ。
             (いずみ)

おさげ髪/演歌歌詞シリーズ第三弾

おさげ髪/演歌歌詞シリーズ第三弾

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-01

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